森林紀行travel

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.16

森林紀行

ラボラサンクララ村とブグッソー村

(1) ラボラサンクララ(Labola Sankrala)村

2011年4月1日(金)にジョンゴロ村での仕事が終わった後に、そのままラボラサンクララ村に行き、同じ様にシアバターを買い付けた。ラボラとは実験室とは少しスペルは違うが近代的な名前、またサンクララとは響きが良く美しい名前がついた村があるものだと思った。

 

シアバターの買い付け

 

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シアバターを運んで来る女性。頭の上に20kg以上乗せても全く平気である

 

 

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一袋25kg程度のものが多い

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村人にシアバターの購入伝票の記載方法を指導するドゥニーズ

 

村の雰囲気

大きなマンゴーの木があり、その下に牛やホロホロチョウがいてとてもゆったりした時間が流れている村のように感じた。

 

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牛にホロホロチョウに鶏。

 

(2) ブグッソー(Bougousso)村

ブグッソー村に行ったのは2011年4月6日(水)であり、ブグッソー村の後にはトンガ(Tonga)村にも行った。ブグッソーとは変わった響きである。この村もシアバターの買い付けを兼ねて行ったのでラキエタ・センターの2人は同じであるが、スタッフで一緒に行ったのはママドゥである。ママドゥの担当がグアントゥグ指定林であり、ブグッソー村とトンガの村がグアンドゥグ指定林の周辺に在るのだった。

バンフォラを出発

ブグッソーまでは遠いので、昼飯用に、まずバンフォラでサンドイッチを買う。買う店は「バンフォラの町」で紹介したサンドイッチ作りの屋台のような店を出している女性からである。

ティエフォラの町役場

途中ティエフォラの村役場にも寄って打合せをする。

 

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ティエフォラの村役場

シデラドゥグ

シデラドゥグには森林官事務所があり、そこにも寄って打ち合わせる。

 

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シデラドゥグ方面への道路

 

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シデラドゥグの町

 

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シデラドゥグの環境省の森林官事務所

 

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森林官事務所の庭

 

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森林官事務所前のカイセドラの並木道

 

シデラドゥグからブッグッソーへ

シデラドゥグを過ぎると大きな溜池が右側に見える。ウオ(Ouo)方向(東方向)に向かっている道を左(北)に入って行くとグァンドゥグ指定林である。グァンドゥグ指定林とこれに対面する形でコングコの指定林があり、この2つの指定林はかなりの密度で森林が残っている。それでも本来の姿からは相当に劣化した森林である。

 

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シデラドゥグを過ぎたあたりの大きな溜池

 

村の雰囲気

やや奥まった静かな村という印象である。家はこのあたりの村は、ほぼ同じように日干しレンガを積み上げた丸い家の上にヤシやワラで葺いた屋根である。トタン屋根よりもずっと涼しくて良いと思う。土にはところどころに鉄塊が見える。昔の土壌の名称ではラテライトだ。また、家の周りには薪を積んでいる家も多い。ここでは鉄製のカマドも使われていた。

 

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ブグッソー村の家

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小さい建物は穀物倉庫である

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土壌は、強烈な暑さのためケイ酸や塩基類が用脱されて、鉄塊がよくみられ、赤土が多い

 

 

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積み上げられた薪

 

倉庫

プロジェクトで作った倉庫の中に村人が作ったシアバターが保管されている。

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プロジェクトの援助で作った村の倉庫

シアバターの買い付け

シアバターの買い付けは他の村で紹介した通りである。

 

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村人が作ったシアバターを持ってくる

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秤をシアバターの木に吊るす

 

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シアバターの重さを測る

 

 

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シアバターを溶かす

 

つづく

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