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【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】No.25

森林紀行

物を大事にしないこと

ウラテンガ村では、壊れた車やほったらかしにした道具が目についた。車の壊れたものは仕方がないが、この村まで走ってきてここで壊れたものであろう。その後部品などを取りだして使っていたのだろうが、物が少ないのだからもっと丁寧に部品を取り出せばいろいろと役立ちそうなものは沢山あるように見えた。しかし、その場限りがしのげれば良いのであろう。必要なものだけが抜き取られた車が打ち据えられていた。

釘やカスガイ、スコップやジョウロなども外にほうりっぱなしである。道具は少ないのに使ったら使いっぱなしできれいに洗ってしまうなどの手入れをしない。物を大事に扱うとか、もったいないという感覚がないのであろうか?プロジェクトでは村に倉庫を作ったのでせめて道具は倉庫に大事に保管してもらいたいと思う。

 

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壊れた車

 

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ほうり投げられている釘やカスガイなど

 

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スコップ。柄を三角形にして力を込めれるような工夫はない

 

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道具はほったらかしで、大事にする姿勢がない

 

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プロジェクトで作った倉庫。

せめて道具を大事に保管してもらいたい

 

物作りのレベル

次の写真は、ダンドゥグ村へ行った帰りに休憩したシデラドゥグの店屋で見た椅子やテーブルである。あまりにいびつである。ごく簡単なものもきちんと作れない。何故いびつにしか作れないのか不思議である。メジャーを使わなくともせめて紐くらい使って長さを合わせることくらいはできるだろうが、それもしないのだろう。目分量にしてもあまりにひどすぎる。どこにもきちんとしたバランスの良い椅子やテーブルがないので、バランスがとれたものをいびつと感じているとしか思えない。

 

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シデラドゥグの食堂のテーブル

 

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椅子もテーブルもどこか1本の足が浮く。

右下のヤカンは手洗い用のもの

 

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傾いている長椅子の足

 

つづく

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