ヘビ、チョウ、ラン
ガラガラヘビのとぐろの横を通る
ガラガラヘビは非常に多く、前述したように調査をしていれば一日に数回は見るくらいに多かった。1982年9月29日 (水)のことだった。森林調査をする時には、人一人が通れるくらいに森林を切り開き進むが、その通り道は風通しが良くなり、暑い林内でも多少は涼しい場所となる。するとそこにヘビが涼を求めて出てくることがあるのだ。この日、森林調査が終わって森林内を切り開いた道を帰りに私が通ったあと、すぐ後から歩いてくる作業員が「マスイ」と呼び、「後ろを見ろ」と言う。
見ると50cmくらいの幅に伐開した小道の上に、ガラガラヘビがとぐろをまいていた。私はトグロの横10cmくらいの所を歩いてしまったのだ。そこでヘビが動いたので、私はさっと飛び上がってヘビを避けた。幸いガラガラヘビがにぶかったので、ガラガラも鳴らさず、かまれなくて良かった。ふんづけたりしたら大変なところだった。
近隣の病院でガラガラヘビの血清を手に入れ、常時注射器と一緒に持ってはいたものの、かまれたら大変なことになっていただろう。幸い誰もかまれる被害にあわなくて良かった。
その他のヘビ
なにしろ北東部はヘビが多かった。キャンプ地周辺で何やら大きなヘビを捕まえた。
捕まえたヘビ。2m以上。太いところで7?8cm
道路を横切るヘビ
種類はわからないが、気持ちの良いものではなかった。
また次のヘビはサンゴヘビだが、毒のあるものとないものといるとのことだった。毒のあるものの毒は、強烈な神経毒とのことである。
道路上にいたサンゴヘビ
現地在住で通訳だった方は、キャンプ中に、自分のテントの裏で、5m以上もある大きなスクリュウーを見たとのことだった。スクリュウーとは水ヘビとのことで、アナコンダのことだった。アナコンダは凶暴で危険な大蛇であるが何事もなくて良かった。
チョウ
林縁や道路上では何種類もの美しいチョウを見つけた。
チョウの他に木に色々な昆虫がいるのも面白い。
タテハチョウの類であろう。
美しいチョウが多かった
野生ラン
森林内には樹木に着生した美しい野生ランが咲いているのを見る機会も多かった。
着生ラン
着生ラン
つづく