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予備知識
こんにちは。
皆さんは映画の予告編をどう思いますか?
映画館やDVDの本編が始まる前に何本か流れますよね。
あれってインパクトの強い部分だけを切り取っているので何となく見てしまうけど、
かなり核心にせまったシーンが流れることがあって、実際その映画を見たときに、
「この情報知らない方が絶対おもしれーじゃん!」
ってことありません?
あれやめて下さいよー。
文庫本の裏のあらすじもそうですよね。昔の名作とかだと”○○○が死ぬ”
とか平気で書いてありますね。
やめろっつーの。
でも予告ないと見る人いないですもんね、難しいですね。
ハブ
【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.15
ジョンゴロ(Djongolo)村
ジョンゴロ村までの道
ジョンゴロ村に行ったのは2011年4月1日(金)のことである。ドゥニーズとラキエタ・センターのアーメッドとその助手の女性とイスフの運転で行った。ジョンゴロ村はトゥムセニ村に近く、先日通った道である。バンフォラに近いほど道路沿いでのもの売りが多く、バンフォラ圏を出るともの売りは、ほとんどいなくなる。
バンフォラに近いところでは道路際での物売りが多い
村の雰囲気
どの村も皆そうであるが、ジョンゴロ村もやはり静かでのんびりした印象である。訪問した時は村人が少なくややさびしいという感じも受けた。主に写真で紹介する。
村の集落への入口。静かな雰囲気
村の畑。種を播いた後わらなどを乗せている
村の井戸。釣瓶式の井戸
井戸の周りで洗濯。こちらの人は膝を曲げず
に腰を曲げるので腰痛になりそうな曲げ方である
シアバターの購入
この日はラキエタ・センターの二人とスタッフのドゥニーズと村人が作ったシアバターの買い付けを兼ねて行ったものである。
まずは村人が作ったシアバターの重さを測る。次にサンプルを取り、溶かす。油の温度が42?43°になったら、ソーダーを加え、油が固まるまでの温度を測る。早く固まるほど質が悪く、良いものは20分以上たっても固まらない。その固まる時間により1?3のクラスに分ける。買い取り値段も質の良いものほど高い。プロジェクトでは質の良いものを作るのが目標だ。そして村人に購入伝票の記入の仕方などを指導する。
村人が作ったシアバターの重さを測る
重量を記載する
サンプルを取りだす
サンプルを溶かす
溶かしたシアバターの温度を測り、ソーダを加え固まるまでの時間を測る
伝票の記載方法を指導するドゥニーズ
シアバターの製造は女性の仕事。左の女性は子供を抱いている
つづく
【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.14
村での活動 トゥムセニ(Toumousseni)村
私が訪ねた村をいくつか紹介したい。最初はトゥムセニ村である。訪問した村では、どの村でも老若男女、皆生き生きとしている。特に子供の目はキラキラと輝いている。現代にあっては物質文明とは最も対極に住んでいる人々と思われるが、幸福そうである。幸福度は、物質文明と反比例するのではないかとさえ思わされ、物質の豊かさでは幸福度は測れないということを証明しているようでもある。
そういった村人ではあるが、彼らもより多くの資金や物資を援助してくれと頼んでくる。徐々に物質文明に汚染されているのであろう。つまりは、幸福とは反対の方向に行きたいと言っているということになるが、それも我々の援助がそうさせているのではないかと、そう思うとある種の矛盾を感じるのである。
トゥムセニ村までの道
トゥムセニ村はトゥムセニ指定林周辺の村で、バンフォラの西約30kmに位置し、車で40分程である。この村は、私がこのプロジェクトに参加して始めて訪れた村なので印象深い。2011年3月29日(火)、スタッフのドゥニーズと一緒に訪れた。途中見るもの皆珍しい。乾期であるため舗装されていない道路からは車やバイクが通るともの凄い埃がまき上がる。所々にフランスの植民地時代に植えられたカイセドラ(Khaya senegalensis)の並木も美しい。
埃がまい上がる道路
カイセドラ(Khaya senegalensis)の並木
村の雰囲気
バンフォラに近いためプロジェクトを行っている村の中では比較的進んでいるように見える。進んでいるというのは物質文明の度合いで、日干しレンガ作りではあるが、倉庫など大きな建物があったり、村人が着ている着物も小ざっぱりしているといったところから受けた印象である。家と同じ作りで小さな建物が沢山ある。これは穀物などの倉庫として使っているとのことである。
日干しレンガ製の小さな建物は、穀物などの倉庫
トゥムセニ村には、ヤシの木が多い。ヤシの木は、葉を屋根に葺いたり、樹液からヤシ酒を作ったり、ココナツオイルなどいろいろと利用されている。
ヤシの木が多いトゥムセニ村
私は3月11日の日本の大地震と3月22日のワガドゥグでの兵士の反乱事件と2度も強い緊張をしいられてからあまり日にちが経っていなかったので、この村のゆったりした雰囲気に癒される思いであった。
歓迎を受ける
初めて訪れ、ドゥニーズが私を紹介してくれると、そこで待っていた住民森林管理組織の委員会のメンバー達がアダンセ(ようこそ)と言って、大歓迎してくれる。私が自己紹介をし、ブルキナに来た経緯などを話すとドゥニーズが現地語のジュラ語に通訳してくれる。
村人にいろいろ聞きこんでいる時には、遠くに粉ひき機の規則的な音が聞こえてきて、それがのんびりとしたその場の雰囲気にピッタリと合っていてとれも気持ちが良かった。聞きこんでいる周囲には豚や鶏が飛び交い、幼い姉が弟の面倒をみている子供もいる。日本でも戦後のしばらくの時期までの田舎では同じような雰囲気だったのだろうと思う。
聞き込みをしている周りにいた子ブタ。ブタを飼っている人は少
ないので、ここの人はイスラム教でなくキリスト教かもしれない
どの村にも鶏は多い
幼い姉が弟の面倒をみている子供
仕事
ドゥニーズがプロジェクトの進行状況やプロジェクトへの資金の出入状況などを予め模造紙に作っておいた表を見せ、住民と共にそこに書きながら確認していく。
あらかじめ用意した模造紙でドゥニーズが説明
プロジェクトの進行状況を記入した模造紙を持つ住民森林管理組織のメンバー
つづく