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【森林紀行No.7 アラカルト編】 No.4_インドネシア
インドネシア スマトラ島の森林内で泳ぐ
今から約40年前,1978年11月のある日,私はインドネシアのスマトラ島で森林調査をしていた。その日滞在していた集落から10km以上奥地に入った。山道はそこまでだった。そこから藪漕ぎで進む。GPSのない当時,我々は航空写真が判読できたので,目的地まで行けたのだ。遠く,テンカル山というのを目安に黙々と進んだ。途中ムササビが現れると案内人のディンは眼の色を変えて捕まえようとする。
歩くうちに林内に水が現れた。段々と水位が増したが,ようやく目的地に着いた。調査を始めると,ずっと腰まで水に浸かりっぱなしである。水からわけの分からない昆虫が人の体を陸だと思って沢山這い上がって来る。100m測量するだけでも相当な手間がかかった。案内人ヌルが「もう行けない。」と言うのを私が行かせると,ヌルは首まで水に浸かり泳ぎながら進む。
どうにか,仕事を終えて,焼畑に出た。よくこんな奥地にと思う所に一人の男がキコリをしながら住んでいた。その小屋で休ませてもらい帰路についたのが午後4時,普段なら家に戻る時間だった。2時間もあれば下れるだろうと思っていた。そのキコリに街道へ出る道を聞いて出発した。
だが林内はまた,水かさが増してきた。我々は再度林内で泳がなければならなかった。荷物は全部頭の上にくくりつけ泳ぎながら進んだ。ヌルが弁当箱を水中に落とした。するとディンが泥水を潜り,いとも簡単にそれを拾った。そしてディンはするすると木に登り方向を確かめた。闇が迫り皆,口数が少なくなる。どうにか足が立たないところからは脱出し,ディンにタイマツを持たせ,先頭を歩かせた。ディンの勘に運を任せた。地元の森林官は,冗談を飛ばし始め皆から不安感を取り除こうとする。林内は真っ暗で夜行性のトラやヘビが恐怖だ。体も冷えてきた。
くたくたになったところで,湿地林を抜け出し,遠くに集落の灯りが見えた。それからがまた遠かった。木の根につまずきながらもようやく集落に辿り着いた。既に深夜0時を過ぎていた。しかし,そこは我々が滞在していた集落でなく,4Kmも離れた別の集落だった。しばらくし,運転手がジープで迎えに来て,我々は滞在している集落へ戻った。集落民総出で我々の無事を祝ってくれた。会う人ごとに抱き合い,握手をした。これほど人の暖かさを感じたことはなかった。
街道は現在は、高速道路に変わり,最大樹高70mを超えたこの森林は,開発のために消滅し,今は存在しない。
雨期の増水で水没した人家
平成30年度長野県優良技術者表彰の受賞
この度、
平成30年度 長野県優良技術者表彰において、弊社より2名が表彰を受けました。
発注者様はじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
この受賞を励みとして、さらなる技術の向上に努めてまりたいと思います。
委託業務 一般部門
受賞者:森村浩之
業務名:平成29年度県単砂防等調査事業に伴う測量設計業務
委託業務 若手部門
受賞者:原田東鶴
業務名:平成 29 年度 防災・安全交付金(修繕) 橋梁補修(国道)事業に伴う点検業務
国土交通省中部地方整備局ならびに天竜川上流河川事務所より感謝状の授与
天竜川上流河川事務所と一般社団法人南信防災情報協議会で締結している「災害又は事故における緊急的な応急対策の支援に関する協定書」(平成25年3月)に基づく活動について、国土交通省中部地方整備局ならびに同天竜川上流河川事務所より感謝状を授与していただきました。
今後も、関係者の皆様と協力しながら地域の防災、減災に寄与していきたいと思います。
平成30年7月豪雨対策支援
平成30年7月豪雨に伴う広島県内(江田島市・三原市・安芸郡海田町)の被害における緊急的な調査支援として、二次災害防止のための緊急渓流調査いました。
平成30年7月豪雨対策支援
平成30年7月5日?6日にかけて停滞する梅雨前線に伴う記録的な大雨による砂防施設への影響を把握するため、直轄砂防事業区域において整備された砂防施設の状況確認及び緊急点検を実施しました。