森林紀行travel

               

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.23

森林紀行

村の技術

多くの村を訪ねた際に村で見た物作りの技術や道具、それに機械を使った技術などが観察できた。

 

簡易な土木技術

防風柵と土嚢

ジョンゴロ村からの帰途に見たものでは、ヤシの木を防風柵にしたり、土嚢を積んだりして、風食などの被害から畑や道路を護っている場所があった。住民自らが作ったとしたら相当に工夫をこらしたものである。

 

ヤシの木の杭を壁にして風食から畑を護る.jpg

ヤシの木の杭を壁にして風食から畑を護る

 

ヤシの木と土嚢を積んで風食から道路を護る.jpg

ヤシの木と土嚢を積んで風食から道路を護る

 

また、ヤシの木を使って簡易な橋を作っている場所があった。ただし、橋脚として使っているヤシの木の長さが不揃いだったり斜めに傾いている。これは使っている内に車の重みで傾いてきたのかもしれないが、全体に弱く不安定で今にも崩れ落ちそうである。こうしたものは地元にある資材を使って簡易にできるので、もっと普及しても良さそうに思えるが、ジョンゴロ村周辺でしか観察できなかったので普及はしていない。

 

雨期になると川となる場所の上にかかっていた木橋。.jpg

雨期になると川となる場所の上にかかっていた木橋。木橋があるのは

素晴らしいが、バランスが悪い。丁寧に作れば強度も増すのだが。

 

建築材料

日干しレンガ

この辺りの家や倉庫などの建築物はすべて日干しレンガ作りである。粘土があれば簡単に作れるので、どの村でも日干しレンガは盛んに作られている。この辺りは地震がないのが幸いしている。

 

日干しレンガ。型に入れて作ったレンガを乾燥させている。.jpg

日干しレンガ。型に入れて作ったレンガを乾燥させている。ウラテンガ村

 

屋根葺き技術

屋根を葺くにはヤシの葉を乾燥させ編んだものかミレット(キビ類)のワラが用いられている。シデラドゥグで焼き肉を食べた店屋の屋根は、ヤシ葺きの屋根できちんと作られていて、ブルキナでもやればできるじゃんという印象を受けた。

 

ヤシで編んだ屋根。シデラドゥグの焼き肉屋。.jpg

ヤシで編んだ屋根。シデラドゥグの焼き肉屋。網がきちんと編んである

 

ヤシの葉を乾燥し編んで巻いたもの.jpg

ヤシの葉を乾燥し編んで巻いたもの

 

同じ場所にワラを束ねたものもあった.jpg

同じ場所にワラを束ねたものもあった

 

同じ焼き肉屋にあったコンクリートの台。これは何だ.jpg

同じ焼き肉屋にあったコンクリートの台。これは何だと聞くと、

夜はディスコに変身とのこと。若者のエネルギーの発散場所だ。

 

 

つづく

 

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.22

森林紀行

指定林(国有林)

ブルキナでは国有林のことを指定林(forêt classe)といっている。プロジェクトでは4つの指定林周辺に住む住民を対象に住民が自ら森林を管理し、森からの恵みを利用することで生計の向上を図ることを目的としている。住民は昔からずっと森林を利用し続けてきたので森林の樹木の密度が低く相当に劣化している。劣化度合いは、森林への圧力によるが、それは人口圧に比例している。都市のバンフォラに近いブヌナ指定林の森林は樹木が生えている密度は非常に低く、場所によっては草原のようになっている。次にバンフォラに近いトゥムセニ指定林は樹木の密度は低いけれどもようやく森林と言ってもさしつかえないような森林である。一方グアンドゥグとコングコ指定林の森林は面積も広大で、樹木の密度も高いと言える森林である。

 

ブヌナ指定林

ブヌナ指定林の面積は1,300haと他の指定林に比べてかなり小さい。それに樹木は本当に少ない。大部分が森林とは言えないような草原に近い状態である。住民が薪材としてずっと利用し続け、伐採されてしまったのである。一部シアバターの木やネレの木が残っているがそれも非常に少ない。30年ほど前に植林された小面積のチークの人工林があるが、成長は非常に悪い。

 

 

シアバターの木がわずかに残るブヌナ指定林.jpg

 

シアバターの木がわずかに残るブヌナ指定林

 

一部チークの植林地があるが成長は悪い。.jpg

 

一部チークの植林地があるが成長は悪い。30年生で樹高10m程度

 

ブヌナ指定林の標識.jpg

 

ブヌナ指定林の標識

 

トゥムセニ指定林

トゥムセニ指定林は、2,500haでブヌナの指定林よりは大きいが、大木はほとんどなく、かなりの疎林である。疎林ではあるが、一応、森林らしき様相は呈している。しかし、疎林であるので林内は歩き易く、放牧も容易である。本来指定林の中の放牧などは禁止であるが、かなりの牛も見られたことから、人間だけでなく家畜の食害によっても劣化した森林である。

 

 

トゥムセニ国有林。.jpg

 

トゥムセニ国有林。

 

樹木の密度の低いトゥムセニ指定林.jpg

 

樹木の密度の低いトゥムセニ指定林

 

グアンドゥグ指定林

グアンドゥグ指定林内は9,500haと面積も広大で樹木の密度も高い。やはりバンフォラから約80kmと離れていて人口圧が低いからである。

 

 

グゥアンドゥグ指定林内の村へ通じる道路.jpg

 

グゥアンドゥグ指定林内の村へ通じる道路

 

グアンドゥグ指定林内の道路.jpg

 

グアンドゥグ指定林内の道路

 

コングコ指定林

コングコの指定林は27,000haあり、グアンドゥグ指定林の倍以上の面積があり、プロジェクトが対象としている4指定林の中では最も広い。樹木の密度はグアンドゥグ指定林と同じかやや高いくらいである。

 

 

コングコ指定林内の道路.jpg

 

コングコ指定林内の道路

 

コングコ指定林.jpg

コングコ指定林

 

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.21

森林紀行

倉庫の検査

プロジェクトでは毎年5村づつ、村の倉庫を作っており、2011年にはグアンドゥグ指定林のウラテンガ村、グアンドゥグ村、ダンドゥグ村、コングコ指定林のフガングエ村、それにブヌナ指定林のラボラサンクララ村の5村に倉庫を作っていた。私がブルキナにいた時期に完成したので業者とカッソンと検査に行った。まずは遠いグアンドゥグ指定林とコングコ指定林の周辺の村に向かった。それが終わってからバンフォラに近いブヌナ指定林のラボラサンクララ村に行った。ラボラサンクララ村の倉庫はこの日には完成していなかったので、後日再度検査に行かなければならなかった。

 

シデラドゥグの焼き肉屋

いつものようにまずはシデラドゥグまで行った。そこで、焼き肉屋に行き、昼飯用の肉を焼いておいてくれるように頼む。

焼き肉やのあんちゃん.jpg

焼き肉やのあんちゃん

 

焼き肉屋のマトン。これが実に美味い.jpg焼き肉屋のマトン。これが実に美味い


森林官事務所

まずはシデラドゥグの森林官事務所に行き打ち合わせる。前にも記したが、ここの森林官は英語を話す。この森林官とカッソンが英語で会話しているのでビックリした。フランス語でないのだ。ここの森林官はガーナにいたので、フランス語よりも英語の方が話易いようだった。

 

壁にハイエナのような毛皮が飾ってある.jpg

壁にハイエナのような毛皮が飾ってある

 

村のプロジェクト委員会の委員達.jpg

村のプロジェクト委員会の委員達を集め、マンゴーの木の下打ち合わせ

 

森林官事務所の前の小学校で

打合せが終わって、森林官事務所のそばにある小学校を見ていると小学生達がカメラを持っている私を見つけ、一人が歓声を上げると皆一斉に私をめがけて走り始めた。私もこれには驚いた。ちょっとまずいなあと思いながらもあっという間に子供達に囲まれてしまった。写真のように実にキラキラ輝き穢れのない目をしている。この子供達だけは、腐敗した大人にならないように育つことを祈った。

 

人懐っこく一斉に駆け寄って来る子供達.jpg

人懐っこく一斉に駆け寄って来る子供達

 

倉庫

どの村の倉庫も同じスタイルで作ってある。作っている業者が一緒だから質も同じだ。日本人の目から見たら緻密さや細やかさがなく作り方は荒い。建てつけが悪く、ドアは閉まるが噛みあわせが悪く、少しずれたりしているので、ぴったり閉まるように改良させたりする。しかし、この辺りではこれ以上良いものはできないであろうというくらいちゃんとしている。

 

きれいに仕上がった倉庫.jpg

きれいに仕上がった倉庫

 

窓の戸締り金具と穴の位置が少しずれたりしているので改良.jpg

窓の戸締り金具と穴の位置が少しずれたりしているので改良

 

天井はトタンである.jpg

天井はトタンである

 

トタン屋根の内部。空気穴、ブロックは削りっぱなし.jpg

トタン屋根の内部。空気穴、ブロックは削りっぱなし

 

倉庫内の窓から外を望む.jpg

倉庫内の窓から外を望む

 

窓の戸締り用金具.jpg

窓の戸締り用金具

帰り道のシデラドゥグにて

4つの村の倉庫は不具合を直させたので、帰ることとした。

村から街道に出て、出会った子供達.jpg

村から街道に出て、出会った子供達

 

途中の溜池の沿いを歩く牛達.jpg

途中の溜池の沿いを歩く牛達

 

焼き肉屋

帰りには頼んでおいた焼き肉を食べにシデラドゥグに行く。大分遅い昼食となった。腹がへっていることもあるが、地元民も食べるこのようなところで食べるのは実においしい。日本では同じような準備や焼き方がないからだろうか?

朝頼んでおいた焼き肉。これが美味い.jpg

朝頼んでおいた焼き肉。これが美味い

 

ラボラサンクララ村の倉庫

その後ラボラサンクララ村の倉庫の検査に行った。この時点で、倉庫はまだ未完成だったので、完成した後4月22日に、もう一度検査に行き、問題ないことを確認した。

建設中のラボラサンクララ村の倉庫.jpg

建設中のラボラサンクララ村の倉庫

 

ラボラサンクララ村はバンフォラに近く.jpg

ラボラサンクララ村はバンフォラに近く、バンフォラに近いほど整備

されていて、この村にも学校があり、この日は運動会をしていた

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.20

森林紀行

ジャンガ村とカジョー村

 ジャンガ(Djanga)村

ジャンガ村には2011年4月20日(水)、フガングエ村の後に訪ねた。

 

村の雰囲気

村に着いた時に村人が集まって村民集会を開いていた。その参加者は男だけで、男性社会である。そして有力者は裕福そうでソーラー発電やテレビも持っていた。貧しい中でも貧富の差はかなりありそうに見えた。

 

男達が集まって村の集会.jpg

男達が集まって村の集会

村の有力者の家にはテレビがあり、外に.jpg

村の有力者の家にはテレビがあり、外にアンテナ

を立て、ソーラーパネルとバッテリーがある

粘土で作った改良カマドを使用.jpg

粘土で作った改良カマドを使用

トウモロコシの粉を溶いて暖めている.jpg

トウモロコシの粉を溶いて暖めている

まな板を使わないが、手の上で上手に切る.jpg

まな板を使わないが、手の上で上手に切る

つるべ式の井戸も多い.jpg

つるべ式の井戸も多い

村のトイレ。家とは離れて作る。.jpg

村のトイレ。家とは離れて作る。プラスティック性の

やかんに水を入れて持って行きそれで手を洗う

 

シアバターの購入

 

村人が持って来たシアバターの重さを測る.jpg

村人が持って来たシアバターの重さを測る

 

シアバターを溶かす。固まる時間を測る.jpg

シアバターを溶かす。固まる時間を測る

この村で作ったシアバター.jpg

この村で作ったシアバター

 

 

カジョー(Kadjo)村

カジョー村に行ったのは2011年4月21日(木)のことである。カッソンと行った。村への会計指導である。

途中の道路はトラックが通るとひどい埃.jpg

途中の道路はトラックが通るとひどい埃

途中のカシューナッツの植栽地.jpg

途中のカシューナッツの植栽地

 

 

村の雰囲気

バンファオラからシデラドゥグを過ぎ、さらに遠くの林内の村で、村人がよりまとまっているように見える。

村の入口.jpg

村の入口

我々が着くと、すぐに皆が集まってくる.jpg

我々が着くと、すぐに皆が集まってくる

粘土で作った改良かまど.jpg

粘土で作った改良かまど

 

 

割礼

この辺りの子供達は全員が割礼を受けていると思われる。裸で歩いている男の子を見ると良く分かる。女性も皆、割礼を受けていると思われる。デベソも多い。5才までに20%の子供は亡くなると言われているが、割礼の影響もあるのではないかと思われる。

 

 

会計指導

村人にプロジェクトのバランスシートを説明.jpg

村人にプロジェクトのバランスシートを説明

 

 

スンバラ

スンバラを沢山作っている。スンバラの莢。.jpg

スンバラを沢山作っている。スンバラの莢。前に記したが

ネレというマメ科の木の種子を発酵させ作る調味料。

納豆菌と同類の菌のため好きな人には良い匂いだが、

外国人では、その匂いに適応できない人もいる。

 

 

カジョー村から帰る途中の村にて

イスフがホロホロチョウを2羽買う.jpg

イスフがホロホロチョウを2羽買う

ホロホロチョウ.jpg

ホロホロチョウ

子供達と.jpg

子供達と

 

続く

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.19

森林紀行

ウラテンガ(Ouratenga)村とフガングエ(Fougangue)村

ウラテンガ村

ウラテンガ村に行ったのは2011年4月14日(木)のことで、ウェンガ村を訪ねた後に行った。この村もシアバターの買い付けを兼ねて行ったものである。

 

村の雰囲気

ブルキナファソ19-1.jpg

ロバが草を食み、のんびりとした雰囲気である

ブルキナファソ19-2.jpg

トウモロコシ粉を練って暖めている。使っているのは

最も原始的な石を三つ使った三ツ石カマドだ

 

シアバターの購入

ブルキナファソ19-3.jpg

住民の作ったシアバターの重さを測り、

品質を調べた後に購入伝票を渡す

 

ドゥリバラ 

ブルキナファソ19-4.jpg

 マラリアに効くというドゥリバラの根を削る

 

ブルキナファソ19-5.jpg

 削った根を乾燥させる

 

苗畑

ブルキナファソ19-6.jpg

極小さな村落苗畑である

 

ブルキナファソ19-7.jpg

ワラをかけて日陰を作る

 

ウラテンガの家

ブルキナファソ19-8.jpg

家の外。雑然とし、整理していない

ブルキナファソ19-9.jpg

家の中では子供に昼寝をさせていた

 

フガングエ(Fougangue)村 

フガングエ村に行ったのは4月20日(水)である。カッソンとラキエタ・センターのいつもの2人と行った。フガングエ村の後にジャンガ村にも行った。ここはシアバターの買い付けを兼ねて行ったものである。

 

シデラドゥグで

昨日(4月19日)倉庫の検査に行く時に、遅い昼飯を取った焼き肉屋で、また昼飯用に肉を焼いておいてくれるように頼んでからフガングエ村に行く。

ブルキナファソ19-10.jpg

清潔とは言えないが、焼いてあるので大丈夫。これが美味い

 

村の雰囲気

ブルキナファソ19-11.jpg

村の入口

ブルキナファソ19-12.jpg

薪を積んでいる。積み方は他の村と比較して良い方である

 

シアバターの購入

ブルキナファソ19-13.jpg

村人がシアバターを運んでくる。いつもと同様

重さをはかり、品質を調べ、購入伝票を渡す

 

バグボの写真

前述したように、この時隣国のコートジボワールではバグボ元大統領派と現大統領のワッタラ派との衝突から内戦状態に陥り、村へ訪ねる少し前に元大統領のボグボが拘束された。バグボへの不満はコートジボワルからブルキナまで届いていたのであろう。この辺鄙な村の中でバグボが白人の警官に捉まり、真っ裸で警棒でたたかれながら押し連れられて行く写真が出回っていたのである。そのような写真がこのようなところにあるとは本当に驚いた。これはもちろん合成写真であるが、静かな村でも一旦ことが起こればどのように変身するかわからないと思ったものである。

 

つづく

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.18

森林紀行

スバカ村、ウェンガ村

 スバカ(Soubaka)村

スバカ村に行ったのは2011年4月13日(水)だった。この日はスバカ村のプロジェクトの委員会の総会を行った。スバカ村はタニャナ村に近く、トゥムセニ指定林周辺の村である。正式にはスバカニエドゥグゥ(Soubakaniédougou)という。

スバカまでの道

何回も通る道であるが、通るたびに楽しい。

ブルキナファソ18-1.jpg

  バイクだけでなく自転車利用の女性も多い

 

ブルキナファソ18-2.jpg

立派なカイセドラの並木道

村の雰囲気

スバカ村はトゥムセニ指定林の周辺にあり、この指定林はバンフォラの西側に位置し、バンフォラにかなり近い。バンフォラの東側に位置しバンフォラからはかなり遠いグアンドゥグやコングコ指定林の周辺の村よりも物質的には大分豊かなように見える。

 

ブルキナファソ18-3.jpg

ヤシの木が多く、大きな建物もある

 

ブルキナファソ18-4.jpg

裸で遊ぶ子供達

 

ブルキナファソ18-5.jpg

木に登り、総会のおやつとして食べるマンゴーを取る男性。

マンゴーの木は村内に沢山植えられている

ブルキナファソ18-6.jpg

男性が落としたマンゴーを運んで来る女性

 

ブルキナファソ18-7.jpg

女性が持ってきたマンゴー

 

ブルキナファソ18-8.jpg

ドゥニーズが総会の司会を行う

 

ブルキナファソ18-9.jpg

バランスシートの表を見せる村人

 

総会に出席しているほとんどの女性達のかかとは、ひび割れている。乾燥しているので、こうなるのであろう。ここから黴菌が入る可能性があるので、せめてシアバターを塗ってもらいたいと思ったものである。

 

ウェンガ(Wenga)村

ウェンガ村に行ったのは2011年4月14日(木)のことで、スタッフのママドゥとラキエタ・センターの2人と一緒に行った。ウェンガ村はグアンドゥグ指定林周辺の村で、シデラドゥグの先の村である。バンフォラからはシデラドゥグまでは車で1時間はかかるから1時間半以上はかかる遠い村である。

村に行くまでの道

いつものことであるが、バンフォラでサンドイッチを買って、シデラドゥグで休む。簡易なバイクや自転車が村人の主要な足だ。

 

ブルキナファソ18-10.jpg

たこ焼き型鉄板で作ったオヤキをイスフと一緒に食べる

 

ブルキナファソ18-11.jpg

ヤマハのバイク

 

ブルキナファソ18-12.jpg

ごく簡易な自転車

ウェンガ村

ウェンガ村の入り口にはプロジェクトの支援で作った井戸もある。また、簡易な村落苗畑もあり、薪も揃えて積んでいる。ここではシアバターの買い付けとプロジェクトの進行状況を聞きこんだ。

 

ブルキナファソ18-13.jpg

プロジェクトで支援した井戸

 

ブルキナファソ18-14.jpg

簡易な村落苗畑

 

ブルキナファソ18-15.jpg

 

ブルキナファソ18-16.jpg

プロジェクトの進行状況の聞き込み

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.17

森林紀行

トンガ(Tonga)村、ブヌナ村、タニャナ村

ブグッソー村に続いてトンガ村に行った。グアンドゥグ指定林ではブグッソー村が一番奥地で、トンガ村の方がやや道路に近い。同じくシアバターの買い付けを兼ねて行ったものである。

村の雰囲気

やや貧しそうに見えたが、トタン屋根の家もある。

ブルキナファソ17-1.jpg

 トンガ村のある家。トタン屋根は裕福である、あるいは進んでいる

象徴であるが、伝統的なカヤ葺き屋根より熱気がこもりはるかに暑い

シアバターの買い付け

ブルキナファソ17-2.jpg

村人がシアバターを運んでくる

ブルキナファソ17-3.jpg

シアバターの重さを測る

ブヌナ(Bounouna)村

ブヌナ村に行ったのは2011年4月11日(月)である。4月8日にプロジェクトの運営委員会(Comite de pilotage)を行い、その時に他の村で活動している男性の青年協力隊員も委員会を見学に来て、そのまま数日間こちらのプロジェクトを見学して行った。その協力隊員と我がプロジェクトの女性協力隊員のIさんとドゥニーズの4人でブヌナ村に行った。

村の雰囲気

ブルキナファソ17-4.jpg

バンフォラの町に近いせいか、奥地の村に比べ

て、畑もきちんと整備され、家もきれいである

ブヌナ村はバンフォラから数キロメートルしか離れていないので、ほとんどバンフォラ圏といっても良いくらいな近さである。だからプロジェクトを行っている村の中では物質文明的には一番発展しているとも、あるいは一番豊かな村とも言えよう。

ブヌナ村の苗畑

プロジェクトでは植林のため村でも苗木作りを行っている。その苗木作りの作業をこの村のプロジェクトの委員長のラムサと別の委員とで行っていた。

ブルキナファソ17-5.jpg

軒先で作っている苗木

ブルキナファソ17-6.jpg

ポットに土詰め

ブルキナファソ17-7.jpg

ビニールポットの苗木

村の雰囲気

ヤシ酒をふるまってくれる。アルコール分はほんのわずかに感じるくらい。1?2%だろう。ビールよりかなり軽い。

ブルキナファソ17-8.jpg

ヤシ酒をタライに入れる

ブルキナファソ17-9.jpg

ブヌナ村の粉ひき機

ブルキナファソ17-10.jpg

ひいたトウモロコシの粉

休憩

ブルキナファソ17-11.jpg

ブヌナ村の委員長のラムサが持っている店

タニャナ(Tagnana)村

タニャナ村に行ったのは2011年4月12日(火)、ブヌナ村を訪ねた翌日である。メンバーは昨日と同じである。

タニャナ村までの道

トゥムセニ村などへ行く道路と同じであり、タニャナ村はトゥムセニ村の先にある。バンフォラのはずれでは、バイクと共に自転車も多い。

ブルキナファソ17-12.jpg

村からバンフォラの町に自転車で来る人々

ブルキナファソ17-13.jpg

女性達は頭にタライなどを乗せ、その中に荷物

を入れて運ぶ。頭に乗せて運ぶのは女性のみで、

男性が同じことをしているのは見たことがない。

 

ブルキナ歩き

「バンフォラの町」で紹介したように人々が歩くのは非常に遅い。私は日本にいる時、東京では普通に歩いているつもりでも、追い抜くことはあまりなく、抜かされることが圧倒的に多いが、ここバンフォラでは、いくらゆっくり歩いていても抜かされることはなく、抜くばかりである。暑いのと急ぐ必要がないので、ゆっくり歩いている。「ブルキナ歩き」だ。

ブルキナファソ17-14.jpg

 鉄道の踏切を渡る(西方向に進む)とすぐに

右(北)側に大きな溜池が現れる。

ブルキナファソ17-15.jpg

道路を横切る牛達。コサギのような白い鳥がまとわりつく。

村の雰囲気

村の面積はかなり広いようで、それに人々の性格が明るいといった印象を持った。

ブルキナファソ17-16.jpg

伝統的な家の他、村独自の倉庫もある

苗畑

プロジェクトで指導して作っている苗畑がある。

ブルキナファソ17-17.jpg

金網で囲い家畜の食害から苗木を守る。

ブルキナファソ17-18.jpg

ポットの苗木

村周辺での薪集め

ブルキナファソ17-19.jpg

村の周辺の木を薪として伐採している

ブルキナファソ17-20.jpg

集めた苗木

会計指導

この村の中にある学校の教室で行った。村の中に学校の建物があるということがここでは驚きである。大きな村か町に近い村にしか学校はないと思っていた。

ブルキナファソ17-21.jpg

まずは委員会のメンバーに集まってもらう。

ブルキナファソ17-22.jpg

活動資金のバランスシートの確認。村の中では若者

ほど教育を受けている率が高い。この若い女性は子供

もいるが、プロジェクト活動にも熱心。理解力が早く優秀

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.16

森林紀行

ラボラサンクララ村とブグッソー村

(1) ラボラサンクララ(Labola Sankrala)村

2011年4月1日(金)にジョンゴロ村での仕事が終わった後に、そのままラボラサンクララ村に行き、同じ様にシアバターを買い付けた。ラボラとは実験室とは少しスペルは違うが近代的な名前、またサンクララとは響きが良く美しい名前がついた村があるものだと思った。

 

シアバターの買い付け

 

ブルキナファソ16-1.jpg

シアバターを運んで来る女性。頭の上に20kg以上乗せても全く平気である

 

 

ブルキナファソ16-2.jpg

一袋25kg程度のものが多い

ブルキナファソ16-3.jpg

村人にシアバターの購入伝票の記載方法を指導するドゥニーズ

 

村の雰囲気

大きなマンゴーの木があり、その下に牛やホロホロチョウがいてとてもゆったりした時間が流れている村のように感じた。

 

ブルキナファソ16-4.jpg

牛にホロホロチョウに鶏。

 

(2) ブグッソー(Bougousso)村

ブグッソー村に行ったのは2011年4月6日(水)であり、ブグッソー村の後にはトンガ(Tonga)村にも行った。ブグッソーとは変わった響きである。この村もシアバターの買い付けを兼ねて行ったのでラキエタ・センターの2人は同じであるが、スタッフで一緒に行ったのはママドゥである。ママドゥの担当がグアントゥグ指定林であり、ブグッソー村とトンガの村がグアンドゥグ指定林の周辺に在るのだった。

バンフォラを出発

ブグッソーまでは遠いので、昼飯用に、まずバンフォラでサンドイッチを買う。買う店は「バンフォラの町」で紹介したサンドイッチ作りの屋台のような店を出している女性からである。

ティエフォラの町役場

途中ティエフォラの村役場にも寄って打合せをする。

 

ブルキナファソ16-5.jpg

ティエフォラの村役場

シデラドゥグ

シデラドゥグには森林官事務所があり、そこにも寄って打ち合わせる。

 

ブルキナファソ16-6.jpg

シデラドゥグ方面への道路

 

ブルキナファソ16-7.jpg

シデラドゥグの町

 

ブルキナファソ16-8.jpg

シデラドゥグの環境省の森林官事務所

 

ブルキナファソ16-9.jpg

森林官事務所の庭

 

ブルキナファソ16-10.jpg

森林官事務所前のカイセドラの並木道

 

シデラドゥグからブッグッソーへ

シデラドゥグを過ぎると大きな溜池が右側に見える。ウオ(Ouo)方向(東方向)に向かっている道を左(北)に入って行くとグァンドゥグ指定林である。グァンドゥグ指定林とこれに対面する形でコングコの指定林があり、この2つの指定林はかなりの密度で森林が残っている。それでも本来の姿からは相当に劣化した森林である。

 

ブルキナファソ16-11.jpg

シデラドゥグを過ぎたあたりの大きな溜池

 

村の雰囲気

やや奥まった静かな村という印象である。家はこのあたりの村は、ほぼ同じように日干しレンガを積み上げた丸い家の上にヤシやワラで葺いた屋根である。トタン屋根よりもずっと涼しくて良いと思う。土にはところどころに鉄塊が見える。昔の土壌の名称ではラテライトだ。また、家の周りには薪を積んでいる家も多い。ここでは鉄製のカマドも使われていた。

 

ブルキナファソ16-12.jpg

ブグッソー村の家

ブルキナファソ16-13.jpg

小さい建物は穀物倉庫である

ブルキナファソ16-14.jpg

土壌は、強烈な暑さのためケイ酸や塩基類が用脱されて、鉄塊がよくみられ、赤土が多い

 

 

ブルキナファソ16-15.jpg

積み上げられた薪

 

倉庫

プロジェクトで作った倉庫の中に村人が作ったシアバターが保管されている。

ブルキナファソ16-16.jpg

プロジェクトの援助で作った村の倉庫

シアバターの買い付け

シアバターの買い付けは他の村で紹介した通りである。

 

ブルキナファソ16-17.jpg

村人が作ったシアバターを持ってくる

ブルキナファソ16-18.jpg

秤をシアバターの木に吊るす

 

ブルキナファソ16-19.jpg

シアバターの重さを測る

 

 

ブルキナファソ16-20.jpg

シアバターを溶かす

 

つづく

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.15

森林紀行

ジョンゴロ(Djongolo)村

ジョンゴロ村までの道

ジョンゴロ村に行ったのは2011年4月1日(金)のことである。ドゥニーズとラキエタ・センターのアーメッドとその助手の女性とイスフの運転で行った。ジョンゴロ村はトゥムセニ村に近く、先日通った道である。バンフォラに近いほど道路沿いでのもの売りが多く、バンフォラ圏を出るともの売りは、ほとんどいなくなる。

ブルキナファソ15-1.jpg

 バンフォラに近いところでは道路際での物売りが多い

村の雰囲気

どの村も皆そうであるが、ジョンゴロ村もやはり静かでのんびりした印象である。訪問した時は村人が少なくややさびしいという感じも受けた。主に写真で紹介する。

ブルキナファソ15-2.jpg

村の集落への入口。静かな雰囲気

ブルキナファソ15-3.jpg

村の畑。種を播いた後わらなどを乗せている

ブルキナファソ15-4.jpg

村の井戸。釣瓶式の井戸

ブルキナファソ15-5.jpg

井戸の周りで洗濯。こちらの人は膝を曲げず

に腰を曲げるので腰痛になりそうな曲げ方である

 

シアバターの購入

この日はラキエタ・センターの二人とスタッフのドゥニーズと村人が作ったシアバターの買い付けを兼ねて行ったものである。

まずは村人が作ったシアバターの重さを測る。次にサンプルを取り、溶かす。油の温度が42?43°になったら、ソーダーを加え、油が固まるまでの温度を測る。早く固まるほど質が悪く、良いものは20分以上たっても固まらない。その固まる時間により1?3のクラスに分ける。買い取り値段も質の良いものほど高い。プロジェクトでは質の良いものを作るのが目標だ。そして村人に購入伝票の記入の仕方などを指導する。

ブルキナファソ15-6.jpg

村人が作ったシアバターの重さを測る

ブルキナファソ15-7.jpg

重量を記載する

ブルキナファソ15-8.jpg

サンプルを取りだす

ブルキナファソ15-9.jpg

サンプルを溶かす

ブルキナファソ15-10.jpg

溶かしたシアバターの温度を測り、ソーダを加え固まるまでの時間を測る

ブルキナファソ15-11.jpg

伝票の記載方法を指導するドゥニーズ

ブルキナファソ15-12.jpg

シアバターの製造は女性の仕事。左の女性は子供を抱いている

 

つづく

【森林紀行No.3 ブルキナ・ファソ編】 No.14

森林紀行

村での活動 トゥムセニ(Toumousseni)村

私が訪ねた村をいくつか紹介したい。最初はトゥムセニ村である。訪問した村では、どの村でも老若男女、皆生き生きとしている。特に子供の目はキラキラと輝いている。現代にあっては物質文明とは最も対極に住んでいる人々と思われるが、幸福そうである。幸福度は、物質文明と反比例するのではないかとさえ思わされ、物質の豊かさでは幸福度は測れないということを証明しているようでもある。

そういった村人ではあるが、彼らもより多くの資金や物資を援助してくれと頼んでくる。徐々に物質文明に汚染されているのであろう。つまりは、幸福とは反対の方向に行きたいと言っているということになるが、それも我々の援助がそうさせているのではないかと、そう思うとある種の矛盾を感じるのである。

 

トゥムセニ村までの道

トゥムセニ村はトゥムセニ指定林周辺の村で、バンフォラの西約30kmに位置し、車で40分程である。この村は、私がこのプロジェクトに参加して始めて訪れた村なので印象深い。2011年3月29日(火)、スタッフのドゥニーズと一緒に訪れた。途中見るもの皆珍しい。乾期であるため舗装されていない道路からは車やバイクが通るともの凄い埃がまき上がる。所々にフランスの植民地時代に植えられたカイセドラ(Khaya senegalensis)の並木も美しい。

ブルキナファソ14-1.jpg

埃がまい上がる道路

 

ブルキナファソ14-2.jpg

カイセドラ(Khaya senegalensis)の並木

 

村の雰囲気

バンフォラに近いためプロジェクトを行っている村の中では比較的進んでいるように見える。進んでいるというのは物質文明の度合いで、日干しレンガ作りではあるが、倉庫など大きな建物があったり、村人が着ている着物も小ざっぱりしているといったところから受けた印象である。家と同じ作りで小さな建物が沢山ある。これは穀物などの倉庫として使っているとのことである。

 

ブルキナファソ14-3.jpg

日干しレンガ製の小さな建物は、穀物などの倉庫

 

トゥムセニ村には、ヤシの木が多い。ヤシの木は、葉を屋根に葺いたり、樹液からヤシ酒を作ったり、ココナツオイルなどいろいろと利用されている。

 

ブルキナファソ14-4.jpg

ヤシの木が多いトゥムセニ村

 

私は3月11日の日本の大地震と3月22日のワガドゥグでの兵士の反乱事件と2度も強い緊張をしいられてからあまり日にちが経っていなかったので、この村のゆったりした雰囲気に癒される思いであった。

 

歓迎を受ける

初めて訪れ、ドゥニーズが私を紹介してくれると、そこで待っていた住民森林管理組織の委員会のメンバー達がアダンセ(ようこそ)と言って、大歓迎してくれる。私が自己紹介をし、ブルキナに来た経緯などを話すとドゥニーズが現地語のジュラ語に通訳してくれる。

村人にいろいろ聞きこんでいる時には、遠くに粉ひき機の規則的な音が聞こえてきて、それがのんびりとしたその場の雰囲気にピッタリと合っていてとれも気持ちが良かった。聞きこんでいる周囲には豚や鶏が飛び交い、幼い姉が弟の面倒をみている子供もいる。日本でも戦後のしばらくの時期までの田舎では同じような雰囲気だったのだろうと思う。

 

ブルキナファソ14-5.jpg

聞き込みをしている周りにいた子ブタ。ブタを飼っている人は少

ないので、ここの人はイスラム教でなくキリスト教かもしれない

 

ブルキナファソ14-6.jpg

どの村にも鶏は多い

 

ブルキナファソ14-7.jpg

幼い姉が弟の面倒をみている子供

 

仕事

ドゥニーズがプロジェクトの進行状況やプロジェクトへの資金の出入状況などを予め模造紙に作っておいた表を見せ、住民と共にそこに書きながら確認していく。

 

ブルキナファソ14-8.jpg

あらかじめ用意した模造紙でドゥニーズが説明

 

ブルキナファソ14-9.jpg

プロジェクトの進行状況を記入した模造紙を持つ住民森林管理組織のメンバー

 

つづく

Page Top