6月の駒ケ岳
九州から東海までは、一か月近く早い梅雨入りとなりましたが、
関東甲信からは一休み。結局例年より遅い梅雨入りとなりそうです。
さて、今年も昨年と同様にマスクによる新型コロナ感染症対策と熱中症対策が同時に求められています。
一時は買うのも大変だったマスクですが、今では機能、デザインなどいろいろなものが選べるようになりました。
最近では、接触冷感・吸湿速乾・UVカットなど”夏マスク”と呼ばれるものも多く販売されています。
好みのものを選んで、できるだけ快適に過ごせたらと思います。
ご報告
天気が不安定な日が続き、梅雨入りも間近になってきました。
私事ですが2月に入籍し、先月結婚式を挙げさせていただきました! この場をお借りしてご報告させていただきます。
このような状況ですので家族挙式という形にはなってしまいましたが、無事に執り行うことができてうれしく感じております。
当日は天気も良く会場の近くから富士山を眺めることができました。
あたたかい家庭が築けるよう頑張ります!
TBT
5月の駒ケ岳
大型連休が終わったばかりですが、
早くも沖縄、九州が梅雨入りしたとのこと。
相変わらず季節が半月ほど早く進んでいるような感じです。
豪雨災害が多く発生している昨今、
長梅雨とならず、早く明けることを祈るばかりです。
【増井 博明 森林紀行No.7 アラカルト編】 No.36_ボリビア
筆者紹介
南米6ヵ国訪問(ボリビア)
ボリビアに行った目的
南米の森林に関する仕事では、この時まで隣国のパラグアイで行った後、赤道直下のエクアドルで行っていた。その後、ボリビアでも同じような仕事ができるかどうか、まずはボリビアの森林の概況とそれを管理する官庁の状況などを調べに行ったものである。
キトーからラパスへ
1987年3月21日(土)、エクアドルの首都キトーからボリビアの首都ラパスへ飛んだ。ラパス空港の標高は約4,000ⅿだ。非常に空気が薄い。着陸時も普通の空港より大分長く滑走して止まった。この時、私は、2,600mのボゴタ、次に2,800mのキトーとしばらく滞在した後に、ラパスに行ったので、これがうまい具合に高度順化になっていて、空気の薄さはほとんど感じることもなく影響はほとんどなかった。しかし、ラパスの空港につき、飛行機から通関のため空港の建物まで歩く間に、白人の大柄の若い女性がパタッと倒れた。酸欠で倒れたのだろう。酸素吸入をしてことなきを得た。
ラパス市
ラパスは空港が4,000mで街が3,800mだ。主に富裕層が標高の低い場所に住み、貧しい人々が上の方に住んでいるという。普通の都市と反対だ。下町に富裕層、山の手に貧困層だ。何しろ空気が薄いので、ホテルに入ってから就寝時にベッドで寝るよりも床で寝た方が、標高が低くなるので、酸素は濃くなるだろうというので、床に寝たという人もいるという笑えない話も聞いた。
市場
ラパス市内のホテルにチェックインの後、早速、市内見学に出た。換金すると、当時ボリビアは大変なインフレで、安いものを買うのにも札束、何束もの束を渡さなくてはならず、リックサックで金を運ばなければならず、これには困った。
市場では物珍しく見たこともない物も沢山売っていた。コカの葉も売っていた。コカの葉を精製して作ったコカインは麻薬のため非合法だが、コカの葉をそのまま噛んだり、お茶に出して飲むのは合法だった。高山病に良いというので、きたないなりをしたおばさんにいくらか聞いてみた。「500gいくらかな。」と聞くと、「とんでもない。何考えてんだい。kg当たりじゃなきゃ売らないよ。それも5kgか10kgね。」、「えっ。そんなにあったら困るから、今はいらないや。」、「しょうがないね。ケチだね。それじゃあ1kgでも売ってやるよ。どうだね。」といくらだったか忘れたが、そんな沢山買ってもどうしようもないし、バカにされ気分が悪いので、そこを後にした。
それから歩いていくとサルや他の動物の胎児と思われるものをミイラにしたようなものを売っているのにはびっくりした。漢方薬のようにして使うのであろう。
訪問先
さて、仕事として、この時、多くの関係機関を訪問した。訪問先は、MACA (Ministerio de Asuntos Campesinos y Agropecuario農民と農牧に関する省=農牧省)のCDF (Centro de Desarrollo Forestal 森林開発センター=森林局)、MICT (Ministerio de Industria, Comercio y Turismo工業、商業、観光の省=商工省)、IGM (Instituto Geografía Militar 軍地理院)、Cor de la Paz (Corporación Regional de Desarrollo de La Paz ラパス地域開発公社)などだった。
メインは農牧省の森林局であるが、上層部の職員の異動が多く、安定していないので説明したことがうまく引き継がれないような雰囲気を感じた。コロンビアのように実際の活動部隊には直接会えなかったので、実際にきちんと動いてくれるかどうか危うい印象も受けた。
ボリビアの森林は、東部のアマゾン川流域の熱帯多雨林から南のタリハ州の乾燥地帯まで様々な植生が広がっていた。しかし、森林を管轄する森林局ではほとんど管理ができていないような状態だったのだが、森林資源の利用を進めたい商工省は林産業を開発したい意向もあった。しかし、林業や林産業よりもまずは、道路整備などインフラ整備の優先順位が高く、林業開発の優先順位は低かった。また、中央政府の力が弱く、州政府の独自の力は強く、そのバランスを取って、ここで仕事をするにはなかなか難しいのではないかという印象も受けた。
しかし、森林局の上層部は援助を受けられるならとやる気は満々だった。自ら実行する予算がなく体制も整っていないのに、やる意思だけは強かった。それは上層部では、海外からの援助で仕事ができれば、まず自分の懐が潤うと考えているためだろうという雰囲気も伝わってきた。案の定、我々は単に民間で、ボリビアの森林や林業の状態がどのようなものかを調査をしているだけなのに、我々がボリビアを出国した後に、日本の関係機関が林業部門に援助するようなことを新聞記事として発表してしまった。約束も何もしていないのに、あたかも約束したように発表するなどとんでもないことだった。発展途上国ではこうした思惑で齟齬が生じることが多々あり、我々もそれには十分には気を付けていたが、どうにもならず、落とし穴に落ちたような気分だった。我々は関係機関から大目玉をくらい、商社に頼んで火消しに躍起になり、無事火消しをし、事なきを得た。 その後何年か後に、協力することになり、私はメンバーには入っていなかったが、調査団が入り、アマゾン川の流域を調査し、森林管理計画を作成した。
チチカカ湖でニジマスを食べる
チチカカ湖は大きな湖でラパスからチチカカ湖の南の湖畔までは車で1時間ほどで、ニジマスを食べに行った。ニジマスは、アメリカから導入されたようで、チチカカ湖では非常に成長が良いとのことだった。食べたニジマスも日本のものよりもかなり大きかった。しかし、味は大味で、次にまた食べたいという感じは起きなかった。
市内
その他、当時撮影したいくつかの写真を掲げる。
ラパスからサンタ・クルスへ
ボリビアから次の訪問国バラグアイに向かったが、この時はサンタ・クルスからアスンシオンに向かった。ラパスからサンタ・クルスまでは国内線を利用した。朝7時の便でサンタ・クルスに向かい、1時間足らずでサンタ・クルスに着いた。空気が薄いので、離陸時に随分と長い距離を滑走するなあと改めて思ったものである。
出国時の厳しい検査
その後11時半の便でアスンシオンに向かった。この時、出国時のコカの葉の検査が非常にきびしかった。スーツケース内のもの全部を調べられ、着ているもの全てのポケットに手を突っ込まれ、また持っていた財布やその他の手荷物全てを徹底的に調べられた。幸いコカの葉は持っていなかったので、何事もなかったが、もし持っていたら取り上げられた後に、調べられたりし、予定の便に搭乗できなかったかもしれない。
つづく
おうち生活
コロナ禍における様々な自粛も一年が過ぎましたが、
この5月の連休も、おうちでの時間が多くなりそうです。
そんな中で、最近、子供と一緒に
某百円ショップで売っているブロックを作っています。
いろいろな種類がある中で、戦国武将シリーズがなかなか秀逸。
なんとなくの雰囲気や兜の鍬型など特徴をとらえており、
100円(税込み110円)でなかなかのクオリティーと感心しています。
まだ作っていないものが沢山あるので、
子どもたちと楽しみたいと思っています。
4月の駒ケ岳
一気に訪れた春。
雪形の 「島田娘」 「駒」もしっかり現れて、
一か月近く早い感じの眺めのなっています。
さて、この4月から変わったこと。
商品やサービスの価格について、 税込み総額表示が義務付けられました。
事業者としては、税込み価格表示となったことで
値上がりしたと感じられてしまう場合があるとのことですが、
消費者としては、支払額が分かりやすくなり歓迎されるところです。
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象に
緊急事態宣言が発出されてたのが昨年4月7日。
1日当たりの東京都での新型コロナの感染確認が100人を超えての発出でした。
ワクチンの接種が徐々に始まりましたが、
1年前に比べても感染者の拡大がさらに進んでいる状態が続いています。
まだまだ制限が続きそうですが、
工夫をしながら、新たな季節を楽しめたらいいですね。
【増井 博明 森林紀行No.7 アラカルト編】 No.35_エクアドル
筆者紹介
南米6ヵ国訪問(エクアドル)
コロンビアの調査が終えてからエクアドルに向かった。1987年3月19日(木)の午後15時15分にコロンビアの首都ボゴタを立ち、午後16時30分にエクアドルの首都キトーに着いた。隣国で距離は約700kmと近く、たった1時間15分のフライトだった。そしてキトーを立ったのが2日後の3月21日(土)の朝だったから、仕事をしたのは3月20日(金)の実質1日だったので大忙しだった。
エクアドルでは1985年の7月から調査を始めており、1986年の夏の調査時に、調査地域の入植農民や先住民によるエクアドル政府が行っていたアマゾン地域の国有林設定事業に反対する調査反対運動が起こった。そして、我々の調査もその一旦を担いでいるではないかと言う疑いから、飛び火して調査反対運動も起こった。我々の調査用の機材なども壊され身の危険にもさらされたので、一旦調査を中断し、私は日本に帰国していた。 そして、この調査の出発の1週間前の3月5日にエクアドルで地震が発生し、調査地域も多大な被害を受けたという情報が入ったため、どの程度の地震の被害の影響があるのか、また支援している農牧省の森林局側の調査の継続意思があるかなどを確認するために、農牧省の森林局を訪問したのだった。
地震の震央など
当時入手した在エクアドル日本大使館の資料からの情報をまとめると地震は次のようだった。1987年3月5日にエクアドルのアンデス山脈の東に位置するレベンタドール火山付近でM(マグニチュード)6.9の地震が起こった。正確には南緯6分、西経77度50分が震央である。
地震は、3月5日午後8時54分にM=6.1の地震が、午後11時9分にM=6.9の地震が引き続いて起った。2度目の地震の方が大きいと言うのは、日本の熊本地震の例もあるが珍しいだろう。地震の原因は、火山の噴火によるものではなく、地殻構造上のものとのことだった。その後、5日の夜から6日の午後6時までの間に約700回以上の微震、うち10回の軽震があったとのことである。東日本大震災でもそうであったように、その後の余震は長く続いたとのことである。
地震の被害
①人的被害
死者300名、行方不明4,000名と推定された。被災者は15万人で、そのうち家屋損傷による屋外生活者、州道の遮断による孤立状態の者が夫々7,500人と推定された。
当時のエクアドルでは、この周辺の正確な状況を把握することは極めて困難だったと思われるので誤差の大きい推定値だと思われた。
②物的被害
家屋全壊 2,000戸
家屋損傷20,000戸
(ユネスコの文化遺産指定地域のキトー旧市街の40%がこれとは別に損傷を受けた。)
道路の損傷
(45kmが全壊、15kmが部分的損傷)
石油パイプラインの切断
(震源付近のレベンタドール火山の山腹崩壊による)
橋梁の崩壊7か所
(崩壊土砂が河を堰き止め自然ダムが形成され、それが数時間後に破れ、大洪水が発生し、それにより落橋)
この地域では簡易なバラック作りの家が多く、たいした揺れでなくとも簡単に壊れてしまうような家が多かった。入植農民や先住民の家が多かったからだ。壊れやすかったが、物も少ないし、修理も簡単だったと思われる。 この地震の後、すぐには調査は再開できなかったが、それは落橋した橋の改修や再建が出来なかったことが原因だった。地震や地滑りなど自然現象により形成されるダムは堰止湖や天然ダムと呼ばれ、日本でも地震の後に形成されることがかなりある。規模が大きくなるほど危険は増す。
メルカリ震度
日本の気象庁の地震震度に相当するメルカリ震度というものをエクアドルでは使っていたが、それによると最初の地震の震度は4.5であり、2回目の震度は6.5だった。これを日本の気象庁の震度に置き換えると最初は震度4、2度目の地震は震度5程度に相当する。だから日本で感じる地震からすれば、強いけれどもそれほど被害がでるほどの地震ではない。しかし、エクアドルでは地震対策が弱いのと地すべりが起きたこととそれによる天然ダムが形成され、その決壊による被害が大きかったのである。
我々の調査への影響
調査地域のかなり近隣で発生した地震のため、アマゾン川源流域に向かう道路が損傷し、また、橋梁が落下したため、現地へ向かうことはできなくなった。政府自体が緊急事態に陥ったため、調査どころではなくなり、森林局としては調査を再開したいという意向だったが、すぐには無理とのことで、半年間延長となった。再開するには、日本への事務手続きなど行うべきことが沢山あったので、森林局の尻をたたいて、色々後押しをした。そして、私はボリビアヘ向かったのだった。
この訪問の感想
結局キトーに滞在したのはたった2晩だったが、エクアドル農牧省森林局の職員とは旧知の仲で家に呼んでくれ歓待してくれた。アンデス山脈の上の方に位置するキトーでは、上に述べたようにユネスコの世界遺産になっている旧市街で被害があったものの新市街では家の作りもしっかりしていて被害はなかった。また、エクドルの方と結婚され通訳してくれた方にも世話にもなった。道路、橋梁、石油パイプラインが被害を受け、アマゾン方面には行けなかったが、キトーの新市街では被害がなかったため、どこか他人事のような雰囲気を感じた。森林局はのんびりとしていたので、上で述べたように、私はその他の関係機関も回り、再会に向けてバックアップをし、一日かけまわったことを思い出す。
つづく
サクラの開花
会社周辺の桜 が開花し、
あっという間に満開となりました。
暖かい3月だったことに加えて、
ここ数日20℃近い気温が続いたことで、
開花から一気に見頃を迎えた感じです。
また、季節が一機に進んだことで、
桜、はなもも、水仙などなど様々な花が一斉に開花し、
賑やかな春の訪れとなっています。
今年は、信州では珍しく、
満開の桜の下で入学式が迎えらるかもしれませんね。
コロナ禍で何かと制限される中ではありますが、
春の訪れを満喫していきたいと思います。
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担当:中島
TEL:0265-83-4865
Mail:nakajima@k-zensin.co.jp
3月の駒ケ岳
新型コロナウイルスによる感染症の発生による自粛などが始まって、1年が過ぎました。
もう1年なのか、まだ1年なのか・・・。
さて、季節は春となり、桜の開花予想が発表されてきました。
平年より1週間から10日前後早い予想となっています。
長野県でも3月の下旬から4月の最初には開花の予想となっています。
暖かい春となりそうです。