12月の駒ケ岳

社窓
2023年12月の駒ケ岳

いよいよ師走。
毎年、この時期になると1年早いなーと思ってしまします。
様々なメディアでも今年の総括がされていきています。

毎年話題となる「新語・流行語大賞」。
近年は知っているもの、知らないもの、はたまた流行”語”?というものもあったり・・・。
以前は、テレビからの流行語が中心だったものが、
インターネット媒体、SNS、動画サイトなど発信元が多様となっていることで、
世代や興味により、認知に差が出るようになったのかと思っています。
それとも単に年齢のせいなのか・・・。

ということで、恒例となってきました、「今年の漢字」の予想

増:物価高騰などによる出費の増。税負担などの増。コロナ5類移行による外出などの増。
高:物価高騰。円高。夏の猛暑による気温の上昇
金:物価、税、政治と金の問題。WBC優勝=金(無理やり)(←2024ノミネートの可能性大)

皆さんはいかがでしょうか。

2023年12月の南アルプス

[増井 博明 森林紀行 番外編 地域探訪の小さな旅]No.10 金毘羅山~御岳山

森林紀行

秋の山歩き
 2023年10月28日(土)に、奥多摩の金毘羅山を目的に登った。物足りなかったので、その奥の日出山、御岳山まで登り、御岳駅に降りた。

金毘羅山
 奥多摩の金比羅山は、東京都西多摩郡日の出町にある標高468mの山である。山頂付近には金比羅公園展望台があり、武蔵五日市の街並みや奥多摩の山々を眺めることができる。山頂の南側には琴平神社があり、その奥には「金比羅山の天狗岩」と呼ばれる大岩がある。金比羅山には、武蔵五日市駅から徒歩で登ることができ、そこから御岳山や日の出山などを縦走するコースもある。今回はこの縦走コースを歩いた。

武蔵五日市駅から御岳山駅へ

家を出発
 朝、家を出発する時になり、空では雷がやたらとなり始めた。上空で暖気に寒気が入り始めたのだ。近くには雨雲はないが、遠くに暗雲が不気味に見える。先月に続いて、また雨かと思ったが、天気予防では午前中は晴れ、午後3時くらいから雷の鳴る恐れがあるとのことだったので、いつものように楽観的に大丈夫だろうと出発することにした。ただし、念のために折り畳み傘に加えゴアテックスの雨具も持っていくことにした。ところが今回は杖を忘れてしまった。杖は登り始めてすぐに山中で杖に適したスギの枝を拾い、適当な長さに切って使っていたので、杖は特には、いらなかった。駅近くのコンビニでおにぎりを買ったらペットボトルのお茶をくれたので、その分リックが重くなった。

集合
 集合は武蔵五日市駅9時25分だった。時間通りに着いた。すっかり晴れて秋の行楽日和となった。

武蔵五日市駅に着く直前の電車の中からの景色

 多くのメンバーが集まると思ったが、集まったのはいつものリーダーのフランス人のレオさんと、あとは日本人の女性が4人と私を加え計6名だった。日本の女性はフランス人と結婚したり、フランス語圏に長く住んでいたりしてフランス語が堪能な方ばかりだ。

武蔵五日市駅

はっきりしない行先
 レオさんに武蔵五日市から金毘羅山に登ってから、どこに向かいどこに降りるのか聞くと、「決めてない。適当、その時の気分次第。」とまたいいかげんな返事。前回のメンバーバラバラ、道迷い登山のこともあり、行程はきちんと決めておくべきだが、こりていない。
 この質問で気分を害したようで、あまり突っ込むことはしなかった。同じスタイルを貫くフランス人らしい頑固さがでていると思った。私はきっと途中で、皆とは分かれて歩くことになるだろうと思った。そして天気も良くなったので、私は、金毘羅山に登ったら、皆が付いてこなくとも一人で、その奥の日出山と御岳山を登り、御岳山からケーブルで降りようと思っていた。

登り口に向かう
 武蔵五日市駅から金毘羅山の登り口に向かって舗装道路を歩く。大通りの北にある車の通行量の少ない細い道を行く。しばらく歩くと登り口に近い所に五日市会館と五日市中学校があり、その間の道を歩く。会館ではあきる野市の文化祭を催していた。

あきる野市五日市会館
あきる野市立五日市中学校

秋の東京の田舎の景色
 秋の東京の田舎の景色も良いものである。都心と違って大きな庭がある家も多く、柿の木やいろいろな樹木が植わっていて、松や真木などよく手入れがされている家も多い。しばらく歩くと鳥獣保護区となる。

鳥獣保護区の看板
登り口付近の道標。金毘羅山、日出山、御岳山へ
クマザサ
登り口の神社
ヤマザクラ
山道を登り始める

上層の優占種
 この周辺の自然林の上層の優占種は、コナラとヤマザクサである。前回行った神奈川県と山梨県の県境と同様である。

おチビちゃんとお父さん
 登り始めて、間もなく小さな女の子と男の子を連れたお父さんを追い抜いた。後で聞いたところでは女の子が8才、男の子が5才ということだった。このかわいいおチビちゃん達が御岳山まで頑張って一人で歩くのだった。

大きなモミの木
金毘羅と書かれた石像

金毘羅の石像
 登山道沿いに、小さな石像が沢山あった。これには金毘羅と書かれていた。金毘羅とは、インドのガンジス川に住むワニを神格化した仏教の守護神で、航海や漁業の守り神とのことである。香川県の金刀比羅宮を中心に全国には約六百もの金毘羅神社があるとのことである。
 武蔵五日市の金毘羅神社は、江戸時代に建立されたもので、金刀比羅宮の分霊を勧請(かんじょう:仏教や神道において、神仏の来臨や神託を請い願い、神仏の分身や分霊を他の地に移して祭ること)したと言われているとのことである。

シラキ

シラキ
 この辺りにはシラキの木も沢山あった。シラキはトウダイグサ科で、日本以外には中国や朝鮮半島に分布し、樹高は8-9mに達する。学名はNeoshirakia japonicaで、Neoshirakiaはシラキ属を表し、japonicaは日本産のという意味である。英名はjapanese tarrow treeで、tarrowはトウダイグサの一種を指す言葉だそうだ。

テイカカズラ
 写真の長い実はテイカカズラの実である。長さ20㎝くらいの鞘を垂らしている。マングローブのリゾフォーラ(八重山ヒルギ)の長い種子に似ている。しかし、テイカカズラはこの長い袋の中に種子が約10~20個ほど入っていて、白く長い綿毛が付いていて風に乗って遠くまで飛ばし増えていく。藤原定家が慕った式子内親王の塚に生えたことからテイカカズラと名付けられたとのことである。

テイカカズラの実

 学名は Trachelospermum asiaticum。ギリシャ語の trachelos(首)と sperma(種子)に由来し、長い鞘に入った種子の形を表し、英名は Yellow star jasmine、黄色く星形のジャスミンに似た花を咲かせることに由来している。
 また、面白いことにテイカカズラは気根を出すのである。テイカカズラの気根は、他の物体に付着して植物体を支える働きをしているとのことである。
 マングローブのほんとんどの樹種には気根があるが、これらの機能とは異なっている。マングローブは、水中や泥の中で酸素が不足する環境に適応するために、空気中から酸素を取り入れているのである。

テイカカズラの葉

琴平神社の手前の見晴らし台から
 遠くあきる野市の町が望め、見晴らし台の下にはガマズミの実が見えたり、ツバキが沢山あった。琴平神社はこの上にあり、着いたのは、10時40分だった。武蔵五日市駅から約1時間だった。

見晴らし台から武蔵五日市方面を望む
ガマズミの実
ツバキの花
琴平神社
琴平神社の鳥居

仲間の韓国人男性が合流
 ここから金毘羅さんの頂上まではすぐであったが、途中で反対方向から来た、若い男性に出会った。「だれだれさんをご存じですか?今日金毘羅山に登るという連絡が来たので、別ルートをたどり、ここまで来ました。」と言う。そのだれだれさんと言う方が、我々の山仲間だったので、「では、御一緒に行きましょう。」とその彼が仲間に加わった。この方は、数年で日本語も完璧にマスターし、大変に優秀そうなので、何をしているのか聞くと東京大学の大学院に留学し、政治学を学んでいるとのことだった。有名な教授のもとで学んでおり、勉強が大変そうに思えた。

金毘羅山へ
 金毘羅山の頂上はまもなくだった。ただし、道がわかりにくく、登山コースからわずかに右に入ったところだった。分かりにくい道標があり、私はほんのすぐそばが頂上と分かった。樹木に覆われ頂上があるとも思えないような所である。
 皆に道を右に上がり金毘羅山の頂上へ行こうと言ったのに、どうしたことかレオさんが、「真っすぐいきましょう。」という。「えっ。何?金毘羅山に登りに来て、金毘羅山の頂上に行かないはないでしょう?」と私。レオさんは真っすぐいってしまい、一人の女性を除いて皆付いて行ってしまった。
 一人の女性だけが、駆け足で金毘羅山の頂上まで行き、すぐに元の道を戻り、レオさんを追って走って行った。私は一人でゆっくりと金毘羅山の頂上を味わった。平坦で樹木に囲まれていて、とても頂上とは言えないような頂上であった。金毘羅山の頂上からは皆の行った方向に道があったので、私はそちらの道を下り、皆を追うことにした。しかし、一人になってしまったので、ゆっくりと回りの植物や生き物を観察しながら行くことにした。

徒然草の教訓
 まるで徒然草の仁和寺参りのようなことが、起こるとは。しかし、よくある話であろう。レオさんも私が朝、行先を聞いてはっきりしない返事をしたことにシコリを持っていて、私の言うことは聞きたくなかったのであろう。ここでもフランス人の頑固さを感じた。
 徒然草の52段の仁和寺参りの話は、仁和寺にいる僧が石清水八幡宮に参拝しに行く話である。僧は山のふもとの極楽寺や高良社だけを見て、本殿が山の上にあることに気づかずに帰ってしまう。その後、仁和寺に戻って同僚に自慢するという滑稽な話である。兼好法師は、ちょっとしたことでも気を付けてみたり、人の意見を聞いたり、案内役が必要だといっている。

金毘羅山頂上
途中にあった小さな池

 金毘羅山の頂上からしばらく傾斜が緩い道を歩いていくと小さな作った池がある。鯉でも養殖しているのかなと思ったが。この道沿いは様々な花が咲いていた。

ヤマゼリ(山芹)
オニタビラコ(鬼田平子)
ヨメナ(嫁菜)
ムカゴ(零余子、珠芽)
シラヤマギク(白山菊)
植林地

植林地
 しばらく歩くと伐採の後、植林された開けた場所がある。植林団体は「森林認証促進協議会」である。また、その反対側は森林再生間伐事業で間伐された森林である。

間伐の看板
チョウセンゴミシの実(朝鮮五味子)
植林地が終り再び山に入る

散歩の人に追い抜かれる
 この後も傾斜の少ない、歩きやすい道が続いていた。そこで追い抜かれた人とひとしきり話す。地元あきる野市の人で、ほとんど数日おきにこのあたりを散歩しているとのこと。散歩なので荷物も持っていなく、かなりの速足だ。前期高齢者になってしばらく経っているとのことだったが、非常に元気そうに見える。自慢そうに66才というので、私は73才だと言ったらびっくりしていた。

タヌキのため糞
同上

タヌキのため糞
 しばらく歩くとタヌキのため糞が道の上にあった。手前に親指大の糞粒がいくつも見え、この時期大好きなギンナンの実を沢山食べているのでタヌキの糞とわかる。
今年はツキノワグマの被害が多いので、皆クマではないかと心配していたが、ツキノワグマの糞は、食べたものによって色や形が変わり、握りこぶし以上の大きさで、食べたものをそのまますりつぶしたような状態だから、この糞とは違う。ドングリを食べれば黄土色、リンゴを食べれば、リンゴの香りがするなど、食べ物の特徴がわかりやすく残るとのことである。ツキノワグマの糞は臭くなく、食べたものそのままの匂いがするとのこと。
 タヌキの糞は、タメフンでフンを一か所に溜めていくことで、タヌキの縄張りや家族の存在を示す行動とのこと。タヌキの糞は、ころころと転がり、匂いはとても臭い。実際ここにあった糞はとても嫌な臭いが強くタヌキの糞だった。

ヤマザクラ

皆に追いつく
 しばらく歩くと皆が昼飯を食べているところに追いついた。そして私も加わり、昼飯を食べた。さっき追い抜いて行った66才の方が73才の方が一人で歩いていたからまもなくここへ来るだろうと伝えてくれたそうだ。

また、皆と別れる
 昼飯を終わり、日出山方面に向かって歩き始めてしばらくして、レオさんが突如、ここから今まで歩いてきた道を引き返そうと言う。なぜかわからなかったが、前のしこりが残っているのだろうか。レオさんの気まぐれにはまいる。私はなぜか同じ道を引き返すのは、撤退するような気がして前に進みたかった。そこで、「私は、引き返す気がないので、日出山から御岳山まで行く。」と言った。皆はレオさんに従って同じ道を引き返していった。皆さんは、帰りも金毘羅山に登ることはなく、帰ったとのことなので、徒然草に書かれているように、何と残念なことをしたのだろうと思った。

日出山へ
 一人日出山へ向かう。皆と別れたのは12時40分くらいだった。御岳山まではだいたい3時間くらいかかるだろうから16時前には御岳山に着くだろうと予想した。できれば15時半くらいに着ければ良いと思った。そうすれば余裕を持って帰れる。
 ここからはすれ違う人が少なくなったが、日出山までの間に約10人ほど出会った。単独行か二人連れだった。しばらくして出会った人がランニング登山をしており、御岳山からどれくらいかかったか聞いたところ1時間2分だとのことだった。そこから私は約3時間で御岳山に着いたので、私の歩くスピードの3倍という速さだ。
 皆と別れてから13時半くらいになると雷が遠くでゴロゴロと音を立てているのが盛んに聞こえてきて、気が気ではなく、歩くスピードを少し速めた。雷に巻き込まれたらやばいなと思っていた。途中麻生山への分岐があったが、麻生山は登らずに下の巻道を巻いて行った。2時半頃になってくると、逆に晴れ間がでてきて雷は遠ざかっているようでラッキーだった。

雷雲が去り、晴れ間も見えてきた
途中の道標
下界を望む

日出山とつるつる温泉の分岐
 日出山とつるつる温泉の分岐に近づくにつれて、沢山の人々の声が聞こえてくる。ここには日出山から下ってくる人が沢山いるようだ。幸い空も晴れて、雷も遠ざかったようだ。晴れてきて、ここまでくれば途中で暗くなっても御岳山のケーブルカーの駅までは楽に行ける。

日出山とつるつる温泉の分岐

日出山
 日出山の頂上へは、頂上の下に着いて、もうすぐ上が頂上だと思ってから最後の登りが10分くらいかかり、案外にきつかった。頂上には15時少し前に着いた。御岳山から来る人が多く、かなりの人がいた。ここは以前に何回か登ったことがある頂上だ。
 ここでも最初に一緒だった小さな子供さんを歩かせていた親子と一緒だった。

日出山頂上902m
日出山頂上

御岳山へ
 日出山から御岳山に向かった。この間は緩やかなアップダウンで楽な歩きだった。この間もおチビさん達と抜きつ抜かれつであった。この間、約1時間ほどかかり、時刻が15時半くらいになるとかなり暗くなってきた。それでも御岳山から日出山に向かてくる人と沢山出会ったのは驚いた。この時、御岳山天空紅葉祭りというのをやっており、御岳山に泊まれば、遅くとも大丈夫だろうと思った。あるいはケーブルカーの最終は18時30分で余裕があるから大丈夫だったのであろう。
 御岳山への参道沿いには沢山の旅館があり、にぎわっていたので、また、御岳山には何回も登っているので、登らずにケーブルの駅に向かった。

御岳山の下の神代ケヤキの石柱
御岳の神代ケヤキの看板

ケーブルカーの駅から御岳駅へ
 御岳のケーブルカーの駅にはちょうど16時に着いた。次のケーブルカーは御岳発16時10分だった。降りたらバスが16時22分にあり、御岳駅には16時半に着いた。

帰宅
 御岳駅にバスが着いたとたんに雨が降り始め、私は、16時41分発の電車に乗れ、かなり強く降り始めたが濡れることはなかった。また最寄り駅に着いたときには雨は止んでいて、全く濡れずにラッキーだった。3万歩以上歩いたが、ほとんど疲れは感じなかった。
 他のメンバーも同じ道を帰り、無事武蔵五日市駅に着き、地ビールを飲んで帰ったそうである。


つづく


ジャルディナッジョ〔秋・冬~春〕

ゼンシンの日々

『冬はつとめて 雪の降りたるは言うべきにもあらず 霜のいと白きも・・・』 “枕草子”の境地には、どうにもなれそうにありません。

 11月下旬をむかえ寒さが増す中、我が家では10月下旬から「秋・冬の花」を買い揃え始め「夏の草花」との入れ替えが進んでいます。例年と大きく変わることのない 定番ラインナップが、冬を彩りつつも半年先の春をイメージしてコレクションされてきました。一部ですが適当にご覧下さい。

ガンバって咲く 夏の花々

 夏の草花は徐々に消え、11月でも軒下で4ポットほどが頑張って咲いています。花数は減り、蕾も開くか不明ですが、気温が下がり花色は鮮やかさが増しています。

ペチュニア:モンローウォーク (グラデーションの花色と色変わり、花付きの良さにひかれます。

ペチュニア:ベルファージ (壮健ですが暴れ気味で形が乱れます。蕾が開くか?)

ペチュニア:ジュリエット (ほっておいたので大暴れ)

カリブラコア:プチホイップ (花数は激減してますが、花色は良くなってます。)

秋・冬コレクション 第 1 弾                  

初回の購入は、予算オーバーと置き場所に悩まないように控えめに! 芳香の高い“ネメシア”を主軸に揃えました。

ネメシアメーテル:エレーヌ / ターメッリク  / サーモンピンク / アンナ

秋・冬コレクション 第 2 弾

11月に入ると、店頭はパンジー・ビオラ、etc・・・と賑わってきました。別用のついでに買ったポットの一部は、ラベル付きのまま植木鉢の根元にほったらかし。(ワイヤープランツ、ヒューケラ、アリッサム、ガーデンシクラメン、ビオラかな?しばらく放置されています)

ビオラ:ミルフル / エッグタルト / 空飛ぶうさぎ / ミルフル・アンティークフリル / パステルローズ
パンジー:シエルブリエ   プリムラ:ジュリアン

ルート361

ゼンシンの日々

 晩秋間近の国道361号を“飛騨高山”目指して走ります。弾丸ツアーですが...そうは言ってもそれなりに・・・

九 蔵 峠                                      

 県道20号経由で「九蔵峠」を迂回しようとも思いましたが、往路は峠越えで走ります。

 九蔵峠ピーク付近の「御嶽山ビューポイント」から。付近には数台の車が停車しています。

 紅葉は色褪せて来ていますが、好日の御岳山は眺望は壮観で、山頂の冠雪が冬の訪れを感じます。

権現トンネル                                      

 高山市に入り目的地までおよそ30kmと迫った“飛騨ぶり街道”のトンネルの一つです。

 ルート内では珍しくナトリウムランプが使われ、オレンジ色とも濃黄色とも見えるの創る曲面壁の縞模様が面白いと伴に眠気にも誘われます。

日下部民藝館(くさかべみんげいかん)                         

 多くのインバウンドで賑わう街中を横目に、「日下部民藝館」にようやく到着です。

 日下部家は、幕府御用商人として栄えた商家でした。建物焼失後の明治12年に江戸時代の建築様式そのままの建物を造り上げ、昭和41年に国の重要文化財に指定されました。以降、民芸館として一般公開されています。

 今宵、ここで開演される 落合陽一 演出・《帰納する音楽会》サテライト公演 in TAKAYAMA   の鑑賞が今日の目的です。演奏者は畳敷きの「台所」で演奏し、聴衆は「ろじ」と呼ばれる土間と「おいえ」と呼ばれる座敷で鑑賞します。聴衆の真後ろに演出スタッフがおります。

 入場者は、ざっとですが130人位でしょうか。

 プログラムは、琉球古典音楽と日本フィル弦楽四重奏の演奏、両者のコラボ演奏の三部構成です。

 未だ経験のない、空間と距離での鑑賞が新鮮でした。

(スタッフ席から解説する落合陽一氏)

 琉球古典音楽と日本フィルのコラボ演奏で終演です。

(演奏者と落合氏の挨拶の様子)

 落合陽一氏の事は “落合信彦氏のご子息”という意識の方が勝っています。父親の信彦氏の著書を学生時代から濫読していた事があったためでしょう。

大都会“諏訪”

ゼンシンの日々

まだまだ残暑が厳しい頃のことです...

 危険な残暑の休日。「涼みに行くよ」と私はエアコンの前から剥がし取られて、なんとなく “八ヶ岳エリア”に涼み出掛けることになりました。

*****諏訪湖SA*****

 11時少し過ぎた頃、昼食に立ち寄りました。フードコートは既に多くの人で賑わっています。隅っこの席で“ざるそば”と “峠の釜めし”で昼食です。     

釜飯1300円💧・・・。ひとつ買ってシェアして食べました。陶器の器はいつも持て余すのでお店に返します。

*****富士見町*****

コンビニで飲み物を補給。陽射しの強さは家と遜色ありませんが、吹く風に心地良さが伝わります。標高1000㍍超えは違うものですね。

未だに行く当てが無いままボーとしているうちに、ふと浮かんだのが“星野リゾート(リゾナーレ八ヶ岳)と井戸尻考古館”でした。

*****リゾナーレ八ヶ岳*****

 北杜市まで移動、近場の駐車場はほぼ満車です。ミラノの建築家マリオ・ベリーニによる基本デザインでつくられた「リゾナーレ小淵沢」の頃、幾度か訪れました。2001年に経営破綻し“星野リゾート”が買収しました。我が家ではとても宿泊できそうもありません。 マルシェが催されてる石畳の回廊「ピーマン通り」を陽射し避けつつ少しお高目のショップを眺めながら散策しました。

*****井戸尻考古館*****

富士見町に舞い戻ります。 途中で、アウトレットに寄るつもりでしたが、今年の6月に閉鎖されている事を知りました。

なぜ ?“井戸尻” 以前視聴した“諏訪の縄文文化”とかいう内容のYouTubeの中で紹介された事がきっかけです。

 考古館は田畑に囲まれたのどかな風景の中にひかえめに建つ、どこにでもある典型的な昭和の博物館そのものの建物です。縄文の展示については、質も量もどこにも引けを取らないと言われている割には今ひとつ知名度が低いと思います。 収蔵品は縄文時代中期(約5500年前から約4500年前)の物が多く、縄文時代(約1万6000年前から約3000年前まで)の中で最も栄えたと言われている頃のコレクションです。

 展示室入口の右端に展示された多数の“矢じり”。大量に採掘される諏訪産の黒曜石やその加工技術や加工品は、縄文日本のトップブランドの一つで、縄文人の憧れ。諏訪地方に多くの人が集まった事で、遺跡や出土品がとんでもない数発見されている。まさに縄文時代の大都会とのことです。

※写真は展示ケースのガラス越しの撮影のため、一部加工されています。

>>>>> 土 器 <<<<<

【神像筒形土器】(しんぞうつつがたどき):重文

  なんじゃこれ!クオリティー凄すぎる。実用性無視してオシャレ?に特化したデザイン。教科書で習った土器とは別物ではないですか。

【水煙渦巻文深鉢】(すいえんうずまきもんふかばち):県宝

出張中の為レプリカ展示。火焔型土器に匹敵するデザイン性。水煙VS火焔の激突か?

【人面香炉】

※撮影禁止の為イラストにて

 表側は妊婦さんを表しているのかな? 裏側を覗くとゲッ!   「どくろ」とか髪が蛇を表す「メドゥーサ形ランプ」などと呼ばれているそうです。

【縦帯区画文深鉢】(じゅうたいくかくもんふかばち)

              大きな土器で、表面の文様はジオメトゥリカルともオガーニックともいえるデザインです。

【竹筒型有孔鍔付土器】(たけつつがたゆうこうつばつきどき)

 最新(今年の6月)の出土品。もはや縄文土器のメージが崩壊。

 なぜかボクサーパンツに見えてしまうのです・・・(すみません)

>>>>>土偶 <<<<<

【巳(蛇)を戴く神子】(へびをいただくみこ):重文

 日本最古の神子と言われています。後ろから見ると、頭に蛇をのせた珍しいデザインです。

【始祖女神像】(しそめがみぞう):重文

胸を張り、空を仰ぎ見る凛とした立ち姿に、親しみを込めて「バンザイどぐう」と勝手に呼び、イラストにしてみました。

*****にわか雨*****

「考古館」からの道すがら「八ヶ岳美術館」を横目で覗きこんでいる頃に、強い雨が降り出しました。車の温度計の表示は見る見る下がり、ついに19度を示しました。車外に出てみると“超涼し!!”

11月の駒ケ岳

社窓
2023年11月の駒ケ岳
2023年11月の駒ケ岳

ここにきて、いよいよ紅葉が見頃となりました。
今年は残暑が長かったためか、
山も平野も樹々が一斉に色づき、非常にきれいな紅葉の景色がみられています。

つい先ごろまでは、ハロウィンの装飾などで飾られていたものが、
11月になった途端に、クリスマスケーキの予約やクリスマスの装飾が見られるようになりました。
切り替えの早さに驚かされています。

暦でも「立冬」を迎えます。
これから、一気に冬、年末へと向かっていきそうですが、
もう少しだけ、秋を楽しみたいところです。

2023年11月の南アルプス
2023年11月の南アルプス

Autumn in 木曽路

ゼンシンの日々

■プロローグ

 秋晴れのなか、設計調査のため権兵衛峠 高速 道路を抜けて木曽町に向かいます。国道の気温表示計は16度を示しています。予定通り11時45分に現場到着。今日は「学年試験」の為、昼休みの時間から調査開始です。屋内外の調査は計画に反して手こずり、2時間ほどかかりました。

■道の駅日義木曽駒高原

 帰社の途中、昼食の買出しに道の駅に立ち寄りました。  

皆さんお馴染みの処と思います。店内の陳列棚は “ きのこ ” が幅を利かせ、秋色らしくなっています。「松茸の棚」の松茸も残り少なくなっていましたが、例年よりは高値の様です。

この建物の名称は「ささりんどう館」
・・・(そうだったのか)
「顔出し」の左上の家紋が“ささりんどう”です。
開田高原“とうもろこしソフトクリーム”
・・・(今日は遠慮します)
店先の「インパチェンス」の大株がきれいです。

きのこ

■ サラメシin巴が淵

 遅い昼食を落ち着いて食べようと思い「巴が淵」まで移動しました。駐車場の脇に” 巡回バス木曽っ子号 ” のBSがあり、平日は11便の運行の様です。 周辺の狭いエリアには、ところ狭しと幾つかの石碑や説明板が立ち並んでいます。「巴が淵」の解説は写真(右端)の通りです。

 

橋の上から「巴が淵」を眺めると、川面をさかのぼる大きな枯葉?と思いきや、 鴨?らしき🦆が一羽だけ泳いでいます。

巴渕(巴が渕・巴ケ渕):山吹山のふもと、木曽川が巴状に渦を巻く淵。         鴨がどこにいるか分かりますか?
ここ、ここ!

昼食は「🍙・おんたけ茶、デザート付き」にしました。昼食を取って落ち着いたところで、サッサと会社に戻ります。

★おにぎり:沢山の松茸だけの「炊き込みご飯」です。

★おんたけ茶:すっきりとした特徴的な味わいで、健康志向の方にお勧め。

★デザート:木曽の名店「田ぐち」の ” 御嶽もなか ” 、上品な甘さとやわらかな皮のお勧めの和菓子です。

[増井 博明 森林紀行 番外編 地域探訪の小さな旅]No.9 鷹取山(神奈川県相模原市)

森林紀行

鷹取山
 鷹取山は、中央線の藤野駅や上野原駅から歩いて登ることができる標高472mの低山で、里山ハイキングにぴったりのコースである。てっきり山梨県の山と思っていたが、ここは、神奈川県の相模原市緑区の佐野川地区が山梨県に入り込んでいるような地域で神奈川県の丹沢山系の端にある山である。

鷹取山地図

 2023(令和5年)9月23日(土)藤野駅から歩いて鷹取山の頂上までを往復した。歩行距離は、往復約15km、5時間の歩きであった。
 鷹取山は、明るい林相で自然を感じながら歩けるコースで、天気の良い日だったら楽勝の山である。しかし、この日は天気が悪かったのがわざわいした。低山は脇道が多く迷い易いと言われているとおり、実際に下山時にメンバーがバラバラとなってしまったのが原因で、道に迷ったものもいた。幸い脇道から主要道まで近く、全員無事下山した。午後3時くらいから雨も本降りとなり、低山といえども油断はならず、多くの反省点のある山行だった。

家からもより駅へ
 前日の晩から雨が降っていて、予報では夜中に止むとのことだった。だから私は行く予定にしていた。しかし、朝になっても小雨が降っていたので、行くのを迷った。とはいえ何人かのメンバーは来るだろうと思い行くことにした。雨に備え、ゴアテックスの雨具と傘も持って行った。もより駅まで自転車で行ったので早速ゴアテックスが役立った。

藤野駅
 藤野駅に9時30分集合だった。5名が集まった。メンバーはフランス人2名、アメリカ人1名、日本人が私ともう1人で、合計5名であった。藤野駅ではまだ霧雨が降っている。

藤野神社へ
 9時40分頃、藤野駅からまずは藤野神社に向かって歩き始める。すぐに中央線の下をくぐる短いトンネルがある。くぐって10分ほど歩くともう藤野神社だ。この頃には雨は上がって、ほっとした。
 今までの猛暑とは打って変って、この日は天気が悪いせいもあり涼しく快調に歩けた。湿度は高かったが涼しいので蒸し暑さも感じなかった。しかし、湿気ているので汗はかなりかいた。

藤野神社
 神社の手前の土手にはヒガンバナが沢山咲いている。そしてユズが植えられている斜面もある。アメリカ人のソフィーさんが初めて見るようで珍しがっていた。フランス人のルイさんが、日本の山里にはユズは多いのだよといろいろと説明している。ソフィーさんは英語とスペイン語を話し、ルイさんはフランス語と英語と日本語を話す。

ヒガンバナ
藤野神社手前のユズ
藤野神社への階段

岩戸山へ向かう
 神社へは登らず、横道を上に登って行く。しばらく登ると道沿いに小さな祠があった。これ以降もこの道沿いには小さな祠が沢山あった。

山道沿いにあった祠

水源の森
 すぐに伐採や間伐を行った森林となった。私はここは山梨県とてっきり思っていたが、神奈川県の水源の森だった。前述したように、神奈川県の相模原市の丹沢山系の端っこが山梨県に入り込んでいるような場所だった。

神奈川県の水源の森
杉林を通して対岸をみる
スギ林を進む
東電の高圧線も山中に通っている
対岸の山と上野原の町
コナラ
ヤマザクラ

岩戸山
 歩き始めて約40分。10時20分頃に岩戸山に着く。ここで小休止。藤野駅の標高が219mで岩戸山が377mだから158m登ったこととなる。
 ソフィーさんが半ズボンで来たのでスネを蚊やブヨに沢山刺されてしまった。「誰か防虫剤を持っていないか?」と尋ねるが、あいにく誰もそれを持っていなかった。それで「我慢してね。」ということになり、ソフィーさんは、「大丈夫。大丈夫。」と言いつつ帽子で盛んにスネのあたりを払い、虫を追い払う。

岩戸山頂上

小淵山へ向かう
 ここから小淵山まではかなり緩やかなアップダウンで楽な道だった。このあたりの林相の上層を見るとかなり密な状況でコナラとヤマザクラであった。

上層はコナラとヤマザクラが優占する林相

小淵山
 小淵山に着いたのは11時だから岩戸山からわずか15分くらいだった。標高は350mだから岩戸山より27m低い。ここで写真を撮った時に頂上の標識に杖を立てかけ、ここに忘れてしまったのだ。この杖を忘れたことが下山時に皆がバラバラとなってしまった原因となる。
 猛暑がこの日は吹き飛び、涼しさが続くが、湿度が高く速乾のTシャツを着ていたが、汗ビッショリだった。

小淵山の標識
小淵山頂上

鷹取山へ向かう
 小淵山から下り始めると、すぐに杉林に入り、杉の木そのものに手すり代わりのロープが張られているほど、相当に急な下りがある。もちろん逆に登れば相当な登りである。昨日からの雨で道が濡れているので、湿っているロープを掴んで、その助けを借りないと滑ってしまう。ソフィーさんがスポーツシューズで来たのでここを降りるのにも苦労している。この辺りから色々な種類のキノコが沢山生えているのが目に付く。

シロオニタケ
サルノコシカケ
ヤブラン
シラヤマギク
コウヤボウキ
ハンモックサラグモの巣

林相
 先に密な場所の上層はコナラとヤマザクラが優占していると書いたが、樹木の密度が多少疎になり、光が入り明るくなると上層はコナラとアカマツが優占する。

上層はアカマツとコナラ

始めて人に出会う
 途中、初めて、前期高齢者に思える3人組に会った。今日は生藤山に登る予定だったそうだが、雨模様なので予定を変えて鷹取山に登って来たそうだ。これから降りて町で一杯やるそうだ。ここから鷹取山までどれくらいかかるか聞くと、30分以上はかかるだろうということだった。我々はここから約40分で鷹取山の頂上に着いた。

鷹取山
 12時10分だった。鷹取山の頂上には、鐘楼堂の跡や烽火台跡があった。鐘撞堂からは、武田家所領の時代に軍の陣場へ大鐘を掛けて合図をしたそうだ。また烽火台からは、のろし火をあげて上野原鶴島の御前山砦や大月の岩殿山砦へ合図をしたということだ。天気が良ければ360度のパノラマビューが楽しめ、陣馬山や富士山も見えるとのことだったが、生憎の曇り空で対面の山並みとその下の町しか眺めることができなかった。
 ここで昼飯を食べおしゃべりを楽しみ1時間ほど休んだ。それから下りだしたが、全く同じ道を下る。ソフィーさんは若干くたびれ気味で近くの上野原駅に降りたいことだったが、予定通り来た道を戻り、藤野駅に戻ることにした。ここでもソフィーさんの様子を見て、彼女の疲れ具合から、少しでも近い上野原駅に降りるべきだったと今になって思う。

鷹取山頂上
頂上から上野原方面
同上

ソフィーさんが膝をすりむく
 小淵山へ巻道がある分岐の前でソフィーさんがスニーカーのため滑り膝をすりむく。かなり急斜面だったが、若干くたびれてきて道は濡れて小石が多かったので滑ってしまったのだ。ここでルイさんらが膝を拭いたりするのを手伝っていたので、この分岐から私は一人で、「小淵山にもう一度登り、杖を捜しに行く。」と言って、一人で小淵山方面へ向かった。
 するとすぐにハナさんが、「私も行く。」と言い、すぐに私を追い越し前を歩き始め、小淵山へ一緒に向かった。
 残りの3人は、レオさんを先頭に巻道を行った。時々上と下とで声を掛け合いながら行ったが、しばらくしてレオさんの声が聞こえなくなった。

3人の状況
 後で3人組の状況を聞くと、レオさんが先に行き過ぎたため、後のルイさんとソフィーさんの2人がレオさんを見失なったとのことだ。レオさんはレオさんで、横道が多いので、一人で道に迷ってしまったとのことだった。

小淵山
 私とハナさんは小淵山に着いた。案の定、杖は小淵山の頂上を表す杭に立てかけてあった。私は杖が見つかりほっとした。

ルイさんから電話
 そこにルイさんからハナさんに電話があった。ルイさんとソフィーさんの2人は道に迷っているとのこと。レオさんとはぐれたとのことだった。
 私は、たいして困ったとは思わなかった。というのは、この山の、ほぼ東西に通る尾根はおおむね400m~200mくらいの高さで、尾根に沿って走る南北の舗装道路に降りるのは30分~1時間くらいで降りられるからだ。
 ハナさんが近くの道標があるところで待つようにルイさんに指示してハナさんと私も今来た道を一緒に戻る。しかし、しばらく歩き私は体力がないので、ハナさんに付いていけないので、一人で岩戸山から藤野駅に戻ることにして、ハナさんには二人が見つかったら私のスマホに連絡をくれるよう頼んで私は一人で戻る。歳を取り、体力がないということは何と情けないことかと思ったものである。

小淵山で見つけた杖とともに

岩戸山
 15時頃からかなり雨が降り出した。本降りとなった。私はゴアテックスを持っていたが、まだこれを着ないでも風がないので傘でしのぐことができた。既に山はかなり暗い。雨が降っていて山の中だと真っ暗という表現でもおかしくない。ヘッドライトを持っていれば良かったと思った。

岩戸山を示す道標
再び岩戸山頂上
林芙美子の読んだ歌が岩戸山にある

ハナさんから電話
 ちょうど、その時ハナさんから連絡があり、2人を無事発見し、小淵山、岩戸山から藤野駅に戻るとの連絡があった。ハナさん情報だとレオさんからも連絡があり、14時半頃、藤野駅に着いているとのこと。私は、藤野神社を通り、15時半頃、藤野駅に到着した。

レオさんの話
 レオさんは登った尾根道ではなく、北側の谷沿いから広い舗装道路に降りてしまい、近くの農民に道を聞き、藤野駅に戻ったとのこと。

全員合流
 ハナさん達3人は16時頃藤野駅に到着。ソフィーさんも駅で缶ジューズを飲んで、元気を取り戻した。また、皆何事もなかったかのように話に夢中になった。

雨雲。藤野駅方面
藤野駅
藤野駅から帰宅へ

帰宅
 16時過ぎの中央線で藤野駅から、帰宅した。このころには雨は上がっていた。
 今回の山行は、様々な反省点があった。低山ほどいろいろな巻き道、横道が多く、迷いやすいので、全員がそれぞれ地図を持つことは必須と思った。他のメンバーに頼らず、一人でも歩けるように事前に地図を見て、必ず持って行かなければならない。メンバー間ではスマホで連絡できるようにしておく。グループラインがあるので、全員それに入っておく。簡単な山登りでも装備はきちんとし、例えば、登山靴、雨具、ヘッドライトは必須。半ズボン、半そでは避け、長ズボン、長袖。できれば山行の保険に入るなどである。
 しかし、最も簡単で安全な対策は、雨模様の時は山に行かないことである。好天であれば、全く問題はなく、もっと楽しい山行であっただろうと思うのである。



つづく

10月の駒ケ岳

社窓
10月の駒ケ岳 初冠雪

暑すぎる9月が終わったと思っていたら、
駒ケ岳では初冠雪。夏から秋を通り越して冬への入り口を感じる季節となりました。
10月に入ってから秋らしい晴れの空がみられるようになってきました。

やっと秋らしくなってきましたが、
この夏の猛暑のためなのか、秋の味覚にも影響があるようです。

信州の味覚といえば「きのこ」
暑さの影響でいまのところ不作の様相。
これからの気温の低下や降雨の状況に期待するとのことです。

秋の食卓にならぶ「秋刀魚」
こちらも暑さによる潮流の変化などがあり、不漁とのこと。

一方でぶどうの王様「シャインマスカット」
こちらは、例年に比べて豊作で、価格もかなり安いとの報道もありました。
ただ、ぶどうについては暑さの影響で身が割れてしまうものも多かったとのお話も聞きました。


夏の雨が少なく品等が下がった、逆に天候に恵まれ豊作になった、
台風の影響で収穫量に影響があった、逆に台風の影響が無く過去最高の収穫量になった、
など、品目や地域によっても差があるようです。

短い秋となりそうですが、しっかりと楽しみたいです。

2023年10月の南アルプス

9月の駒ケ岳

社窓
2023年9月の駒ケ岳

9月になっても真夏日が続く厳しい残暑となっています。
とは言え、信州では、朝晩は涼しく心地よい風が吹くようになってきました。

先月に引き続き、社屋の外壁等の改修工事で足場が組まれていますが、
両アルプスは、連日真夏日となるものの秋晴れとはならず、雲に隠れていることが大半です。

さて、最近はスポーツの話題が豊富です。

FIFA 女子ワールドカップオーストラリア・ニュージーランドでは、
女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)が、
宮澤選手が得点王に輝くなど素晴らしい試合を見せてくれました。

世界陸上2023 ブダペストは、
日本人選手メダル2、入賞11という素晴らしい成績で幕を閉じました。

FIBA バスケットボール ワールドカップ2023では、
バスケットボール男子日本代表(AKATSUKI JAPAN)が
パリ オリンピック2024 への出場権を掴み、大いに盛り上がりました。

続いて、ラグビーW杯2023フランスが開幕し、
日本代表(BRAVE BLOSSOMS)の戦いも楽しみなところです。

また、FIVB ワールドカップバレー2023が日本で開幕します。
こちらもパリ五輪の予選を兼ねており、
女子日本代表(火の鳥NIPPON)、男子日本代表(龍神NIPPON)
ともに、躍進が期待されるところです。

さらに、プロ野球セントラルリーグでは、
阪神タイガースが18年ぶりに『あれ』改めリーグ優勝を決めました。

これから、スポーツの秋がやってきます。
まだまだ楽しみが続きそうです。

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